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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第171回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第171回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第六節三回戦A卓

▼対局者
多井隆晴
Bさん:福地誠
Cさん:コーラ下さい
石橋伸洋

牌譜はこちら

 171-1-min

 ドラは雀頭として残すとして、ツモなら打のリャンメンカンチャンが残るように打

171-2-min

 と手出しでリーチ。赤含みのを雀頭にせず、他の赤5周りのも切っているとなると、他家視点から見てもドラ雀頭のリャンメン待ちが濃厚。を引っ張ったことからも待ちは本線です。

171-3-min

 もちろん読まれるからといって打点が必要な局面で親の5800をダマにすることもないでしょう。をツモって4000オール。2着にまで浮上します。

171-4-min

 まずまずアガリやすそうですが、素晴らしいとまでは言えない配牌。

171-5-min

 何故かアンコが次々と完成。

171-6-min

 何と6巡目に高め四暗刻単騎テンパイ。他家を足止めしつつ安目ツモ6000オールでもよしとみてのリーチですが、6000オールでもトップに届かず、48000ならラス目からトップ確定になることから、ダマにして少しでもアガリやすそうな単騎を全力で選ぶという方針も有力とみました。

171-7-min

 結果的には西家が現物のを合わせて北家が鳴いてテンパイしてアガられるというリーチが裏目になる展開となりました。麻雀を長く打っていれば一生に一度くらいは経験しそうな究極の打牌比較。優劣をうまく比較する術を知りたいものです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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