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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第177回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第177回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第六節四回戦A卓

▼対局者
多井隆晴
Bさん:福地誠
石橋伸洋
Dさん:コーラ下さい

牌譜はこちら

 177-1-min

 残り1枚しかないカンテンパイと言えばだいぶ厳しい手ですが、そのままアガれることもある、で満貫テンパイになる1シャンテンと言えばだいぶ良さそうな手です。手牌の価値を正しく見積もれるようになりたいものです。

177-2-min

 ダマで満貫以上の3メンチャンテンパイ。ダマなら西家がツモれば出そうで、満貫出アガリでも2着目と16000点差をつけてトップ。残り1枚で実質リャンメンに近いとなるとダマにしそうです。

177-3-min

 こちらの3メンチャンテンパイはだと5800止まり。南家から出やすいとはいえリーチによる加点のメリットも大きいのでリーチしそうです。

177-4-min

 オーラスダマでどこからアガってもラス回避の手ですが、リーチすれば南家からの出アガリで2着、ツモって裏ドラが乗ればトップまであります。テンパイ料で逆転される北家はリーチがかかっても押さざるを得ないので、ダマにしたところでラス率は大差ないとみます。天鳳段位戦でも即リーチの一手とみます。

177-5-min

 リーチなら一発ツモでトップ。しかもここでトップであれば足切りを回避できていました。一半荘だけでなくトータルの成績を考えたうえで打牌を考えるのは大変ですが、結果に影響しやすそうなところだけは事前に把握することを怠らないようにしたいものです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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