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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第188回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第188回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第七節二回戦A卓

▼対局者
私:トトリ先生19歳
多井隆晴
Cさん:就活生@川村軍団
小林剛

牌譜はこちら

  3枚見え、2枚見えと苦しい1シャンテンではありますが、をツモったところで何とリャンカンの真ん中から切る打。ピンズ染め傾向の西家から手出しでドラ表示牌の切り。大物手が成就する可能性も珍しくないとみての南家へのアシスト狙いでしょうか。素直に切ってそうです。

 がくっついたので形テンを取って流局。

 残り1枚につきリャンメンよりリャンカン残し。

 鳴けば二度受けとはいえ完全1シャンテンの形になりますがスルー。3着以下と点差が離れているのでできればメンゼンで高打点を狙いたいところですし、2フーロしている南家にアガられる分にも問題ありません。

 テンパイに取れる牌が出ますがこれもスルー。「鳴いている他家がいるから速度を合わせて鳴く」というのもケースバイケース。鳴くと安手でメンゼンなら高打点が狙えるうえに鳴き手の他家がアガっても損失が少ないなら、うまくメンゼンでテンパイしたら勝負。鳴き手の危険牌を引くようならオリという立ち回りを選ぶこともあります。

 対門、下家に切りにくいピンズを引いて回し打ち。アガリが遅れればそれだけ他家の攻撃への対応を迫られるケースが増えるので、大胆に高い手を狙う時こそ、繊細な守備も必要になります。

 他家への危険牌を止めつつカンでテンパイ。次回は他家視点で同じ局から見ていくことにします。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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