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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第192回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第192回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第七節三回戦A卓

▼対局者
私:就活生@川村軍団
Bさん:トトリ先生19歳
多井隆晴
小林剛

牌譜はこちら

 赤2枚あるのでタンヤオがつかなくてもリーチツモで満貫の手ですが、タンヤオをつけるに越したことはないので序盤ならペンチャン外しも考えるところ、北家の第一打がを持たれていないという読みもあってのペン残しでしょうか。

 この手ならドラにもこだわらずに受け入れ最大に取るところでしょう。

 狙い通りペンを埋めてテンパイしますがダマテン。確かに亜リャンメンはそこまでアガリやすい部類の待ちではなく、できればアンコにくっつくかツモの手変わりを待ちたいところではあります。

 しかし、亜リャンメンなら通常のカンチャンよりはアガりやすく、4巡目のカンチャン待ちでも、手変わりを目指して5巡目以内にリャンメン相当の待ちになるような手牌(手変わり7種相当)でなければ即リーチした方がアガリやすいです。そうすると今回の手牌は手変わりを待つには手変わり牌が少ないように見受けられます。

 ただし、単騎を含む待ちは場況によってアガリやすい待ちを選べ、手変わりを待つには遅いと判断したら1巡毎にツモ切りリーチを選ぶことも可能なので、それほどアガリやすそうな待ちでなければ一旦ダマにするのもありかもしれません。このあたりの判断をどうするかは難しい問題です。

 マンズ染め傾向の北家に持たれている可能性も考慮したのか単騎にも受けず、次巡ツモで待ちリーチ。アンコで他家が使いづらいのもあり。待ちや単騎よりはアガリやすそうではありますが、「どの程度」アガリやすいと言えるのかは気になりますね。

 リーチして3巡後にツモ。これで2着にまで浮上しました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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