ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
- 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
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第八節四回戦B卓
▼対局者
私:就活生@川村軍団
Ⓟ多井隆晴
Ⓟ小林剛
Ⓟ中嶋隼也
はタンヤオかつドラそばかつ高め678三色まである強浮き牌。ここをメンツ候補としてみるなら実質メンツ候補オーバーなので、を安牌要員として残すなら打もありそうです。
三色は三色でも同刻になりました。ツモで跳満。しかも先切りでが出やすくなっていますが、結果は安めが出て3200和了。
ポンして完全1シャンテン、あるいは現物を切ってリャンメン×2の3900の1シャンテンに取れるのでポンする手もありますが、メンゼンでもそれなりにテンパイしやすく、鳴いた場合よりリーチに押す危険牌が少なくて済むこともあります。3900の1シャンテンが明確に押し有利というほどでもないのでここはスルーでしょうか。
鳴いて3900テンパイ、待ちが若干薄いとはいえリャンメン現物待ち。こちらはポンテンに取りそうでしたが、メンゼンでテンパイすれば追っかけ。危険牌を引いても切りで回せるスルーとの比較は難しいです。
スルーしてツモから追っかけ。先攻リーチ者がをつかんで裏も乗って8000。ラス目から一気にトップ目に立つアガリとなりました。