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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第218回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第218回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第九節一回戦A卓

▼対局者
多井隆晴
木原浩一
Ⓟ中嶋隼也
Dさん:就活生@川村軍団

牌譜はこちら

 先にをツモってカンをツモれば、符ハネで1300-2600。2本場と合わせれば西家を飛ばしたうえにトップ逆転です。

 

 逆に言えば、1000-2000以下の手をツモあがると2着終了、この局をアガリ損ねたとしてもほぼ2着で終われる点数状況の南家が、トップ終了が全く見えない安手で仕掛けてくるとは考えにくい。東家は南家のアガリさえ阻止出来ればトップを維持出来ることが多いのですから南家に鳴かれそうな牌は絞ります。

 

 跳満ツモでも3着のまま終了、ツモでテンパイ外し。メンタンピンツモ456三色ドラに裏1なら倍満になります。アガリ損ねてもラス落ちはほぼないので、個人的には前巡の打の時点で打としそうでしたが、西家を飛ばさなければ安手でアガっても、オーラスは2着目が親になるので跳満ツモで逆転となると迷うところです。

 

 を切っているのでをツモ切りそうになりますが、点数状況的にもフリテンが残るデメリットをさほど気にする必要はない局面。

 

 もし打の時点で打としていれば、前巡ツモでリーチ。一発でをツモって倍満。南家を逆転していました。前回のアガリ逃しと合わせればトップまであったかもしれません。

 

 一方トップ目の東家は南家の仕掛けに2アンコを落してまで絞りつつもテンパイを入れました。

 

 フリテンが残りましたがツモ。西家を飛ばしてトップ終了となりました。

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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