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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討  第103回

ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討 第103回

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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第八期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第三節三回戦C卓

▼対局者
タケオしゃん
就活生@川村軍団
小林剛
Ⓢ福地誠

牌譜はこちら

 にくっつけばタンヤオ、以外で雀頭ができれば789三色。数牌がいずれも手役絡みなら、メンツが1つも無くても浮いた役牌から切ります。

 悪形残りとはいえ以外で雀頭ができれば789三色のメンツ候補が揃う形。タンヤオはくっつきに加えピンズ変化が必要となると浮いたを切りそうです。

 結果的には次巡ツモで残しが活きる形に。福地氏的には、「打は赤無しの打ち方」というところでしょうか。個人的には、赤5が各色に1枚までで、祝儀がないルールであれば、見えていない赤牌を理由に打牌判断を変える必要はそれほどないと考えます。

 手広いのはソーズをリャンカンに受ける打ですが、いずれにせよ悪形残りならタンヤオで5ブロックできる打としそうです。

 フリテンになる可能性があっても4567の4連形は基本強い形なのですが、今回はと切っているのでフリテンの可能性が残らないリャンメンになるのはツモのみ。タンヤオがつく変化も強いですが、を残した場合はツモの456三色変化があります。

 難しい比較ですが、テンパイまで残って初めてフリテンになることを勘案すると、の4連形は3〜7浮き牌よりはまだ価値が高く、456三色への変化はかなり限定的なのでまだ打に分がありそうです。

 再びフリテンの可能性が残る浮き牌評価。イーペーコー目やチーの可能性を踏まえるとどちらかと言えば打に分がありそうです。

 三たびフリテンの可能性が残る浮き牌評価。マンズへのくっつきはフリテンにはなりませんが、が共に2枚見えで苦しい待ちが残りやすい。ドラを引かなくても高打点になりやすく、より将来危険になりやすいことから打というところでしょうか。

 最初から難しい選択の連続でしたが、無事満貫をツモアガることが出来ました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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