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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討  第125回

ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討 第125回

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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第八期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第五節三回戦C卓

▼対局者
小林剛
Ⓟ谷口浩平
石橋伸洋
Ⓟ川崎たかし

牌譜はこちら

 赤2枚の手でもツモよりは重なりの方が有利とみますが、が重ならずに1シャンテンになればはいずれ切る牌。を切るのであれば他家に重ねられないように早い段階で切った方がよいのでここでを切ります。

 ダマでも満貫に届きますが、他家全員が周りの牌を早い段階で切っているのでは山に結構残ってそうです。実際に3枚とも山にありました。

 裏ドラがで倍満。アガった時の点差もつきやすいので、「満貫で十分」とせず、リーチしても十分アガれそうなケースの見極めが重要です。

 1シャンテンからのカンチャン選択。アガリやすいのはツモからダマで良形変化が多いマンズカンチャンが残る打ですが、受けやツモの567三色を残すに越したことはないとみて打

 テンパイを逃すツモでも3メンチャン残り。先にツモでもカンよりはフリテン3メンチャンが勝ります。

 できればツモ、そうでなくても鳴いてフリテンが残らない方でテンパイを入れたいところでしたが、南家がほぼテンパイ、4枚見えとなればチーテンに取る一手。

 ここでフリテンを解消できるツモ。打ならドラでアガれば4翻ですが出アガリは期待薄。南家はチーして最後の手出しがより前にを切っているので、マンズ待ちだとすれば濃厚。ツモで当たり牌を止めつつ同テンに受けられるように打とします。

 下家から出たを大ミンカン。カンドラが1枚乗って4翻手になったうえにツモ周りの牌も切られたのが早く、は山に2枚とも残っていました。

 南家からで11600の出アガリ。を切っているのに後からが手出しなので、頭待ちからの手変わりが想定しやすく、通っているスジからノベタン、亜リャンメン待ちとするとくらい。流局間際で点数状況的にも南家はを止めた方がよかったとみますが、頭待ちは他家が想定しづらく出アガリが利きやすいというメリットがよくわかる一局でした。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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