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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討  第155回

ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討 第155回

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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第八期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第八節二回戦B卓

▼対局者
Ⓟ木原浩一
Ⓟ小林剛
ASAPIN
就活生@川村軍団

牌譜はこちら

 西家がテンパイからドラ南を切り南家がポンして打。2フーロからのターツ落としなら安牌やフォロー牌残りの1シャンテンのケースも多いですが、2フーロ目でターツ落としが完成しているとなると南ポンでテンパイの可能性が高まります。

 親で良形テンパイ、打はフリテンとなると危険を承知でを切りそうになりますが、でロンされないとしても、南家にチーされるようなら、ドラを切っている以上テンパイ濃厚な西家まで降りてしまい南家に高打点をツモられる可能性が高まります。自分のアガリ以外でも悪い結果を避けやすいとなれば絞りが候補に上がります。

 ツモ切りしたところでソーズ待ちは読まれやすいのでカンの出アガリは期待しづらく、4枚目のを見せると待ちが否定されるのでむしろ他家に待ちを絞られやすい。既に跳満ある以上ツモの倍満変化をみるメリットも薄いとみて切り。

 ツモシャンポンに待ち替え。生牌かつの形で残すこともできるより、4枚見え、3枚見えでメンツとしても雀頭としても使えないが待ちとして残っていた方がアガリやすいというところでしょうか。

 しかしが通ったことで東家が両スジになった切り。カンからカン待ちに手変わりした可能性が全く無いわけではなさそうですが、少なくとも先程までを止めていた時よりは通しやすくなり、テンパイ料もある以上押します。

 すぐにをツモってのみ手とはいえ価値あるアガリ。テンパイに取ると言っても真っ直ぐ押すとは限らない、一旦引くと言ってもベタオリとは限らない。押し引き判断で一歩先を目指すために押さえておきたいものです。

 北家が3フーロから手出しとほぼピンズホンイツテンパイ。ドラアンコとはいえもノーテンから押せない以上回し打ち。

 ツモればサンアンコがついて跳満のテンパイになっても南を止めて打。北家がラス牌をツモるにせよ流局するにせよ親が流れるものと思われましたが…

 アンコ落としからも手が進む牌を引いてここでテンパイ。降りるだけなら4枚見えの白を切ればよいですがここに来て勝負。テンパイ料の価値が大きいというのもありますが、3フーロ後にと手出しでターツ落としが入ったとなると、単騎テンパイかカンテンパイからの待ち替えというところ。それならが当たらないパターンも多いので勝負に見合うというところでしょうか。このテンパイ取りが活きて連荘。1本場で軽くアガってトップに立ちそのままトップを守り切ることができました。繰り返しになりますが、テンパイに取ると言っても真っ直ぐ押すとは限らない、一旦引くと言ってもベタオリとは限らない。一つ上の実力をつけるうえで心掛けたいものです。

この記事のライター

ネマタ
現役の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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