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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討  第70回

ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討 第70回

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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第九期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第六節四回戦A卓

▼対局者

小林剛
Ⓟ松ヶ瀬隆弥
Ⓢ福地誠
Ⓟ醍醐大

牌譜はこちら

東4局

アンコのあるチートイツ1シャンテンはトイトイ、四暗刻変化までみてアンコを残すのがセオリーですが、トイツが鳴きやすくなく、重なりが期待しやすい浮き牌が多い。加えてトップ目につき守備力が残りやすい手組が望ましいというのもありチートイツに決めます。

端牌かつスジ待ちだからと打リーチとしそうですが、何とダマ、しかも打。結果的には西家の手牌で浮いているで1600のアガリ。は東家にトイツでリーチをかけても出アガリが期待できない形でした。

確かに大差ではないとはいえトップ目で、東家がラス目となると安手でも局を流すメリットが比較的大きく、ダマにするのであれば、周辺牌の切り出しからトイツ以上で固められていることが少なく、他家がツモればいずれ浮いて切られることが期待される待ちがかえってアガリやすいと言えるかもしれません。どこまで手牌構成を読んだうえでも判断なのか。そして読めたうえで本当にその選択が有利と言えるのか気になるところです。

南1局0本場

タンヤオのポンテンがきく1シャンテンで安牌を抱えることはあまりないものですが、足切り確定の小林プロの親を積極的に流しにいく必要性が薄いというのもありそうです。

現張りでもダマで安い良形待ちは追っかけリーチが、先述の理由から加点のメリットより放銃のデメリットを大きく見積もってダマを選択。親の小林プロは一発でツモって裏1の6000オール。トップを確定的にします。

南3局

他のペンチャンが埋まって1シャンテンになっても、のみ手で悪形残りならペンチャンを外す手なのでこの時点でペンチャン外し。ソーズは一通があるのでピンズから落とします。

が枯れていなくても、ラス前でこの点数状況なら平和一通狙いでテンパイ外しが有力でしょうか。

今回はいずれにせよを浮かせる手ですが、裏目のを引いた場合も、リャンメンでテンパイした場合にフリテンが残らないので残しやすいというのも、3467より5を切るメリットです。

ラス目で安めは出アガリ2000点止まり。リーチしたくなるところですがダマを選択。個人的には安め3900以下のテンパイはほぼリーチしていますが、リーチして運よく跳満ツモになっても2着止まりで、その場合はダマにしていても満貫ツモで2着。残り局数が少なく、リーチが空振りに終わるリスクが高いのもあっての選択と言えそうです。

東家が将来のリーチに備えて先切りのつもりで切ったが出て7700のアガリ。一番望ましいところから出て2着に浮上することができました。単に「ダマならつかめば出る」というだけでなく、「そのうち手牌からこぼれ出る公算が高い」と読めるようであればダマ有利なケースも結構ありそうですね。このあたりは個人的にも今度検証していきたい課題です。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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