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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討  第97回

ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討 第97回

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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第九期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

最終節三回戦

▼対局者
Ⓟ醍醐大
おかもと 
就活生@川村軍団
Ⓢ福地誠

牌譜はこちら

東1局

リーチ者の河が待ちが絞りやすいのもあり1シャンテン押しは厳しいところ。(しかもドラ)切りが早いのはドラが無くても手役絡みで高い手になっている可能性が高いということでもあります。実際はチャンタ三色崩れでしたが、入り目がならで12000放銃でした。

東2局2本場

チートイツ2シャンテン、メンツ手3シャンテン。ドラが浮いているのでチートイツに決める一打。

局収支的には9巡目は1枚見え字牌タンキ有利、14巡目なら3枚見え字牌タンキやや有利というところ。11巡目なら基本的には1枚見えに分がありそうです。ただし優勝争いをしている下家への直撃が期待しやすいのは3枚見えタンキなのが難しいところ。結果的には3枚見えタンキならハネ満のアガリになっていました。

東3局0本場

ラス目かつ、1手変化でタンピン三色もある牌姿につき2枚目のもスルー。

下家リーチに対して現物を切れば1シャンテン。実戦譜もそうなりましたが、リーチが入っていなければ手広く打とするところ。なら先にペンチャンを落とすことが多いのでが比較的通しやすいとも考えられます。

ただし結果的には切りならツモでテンパイしてを押せば満貫放銃。テンパイ時に押す牌の危険度まで踏まえると微妙かもしれません。が残り1枚なのも切りがやや弱い要因。が十分に残っていればスジのを切る手もあり、このあたりの比較は難しいです。

3人リーチになり、こうなればスジの振り込みもやむなし。親への放銃になりましたが、優勝争いから遠い上家に振ったのはむしろ好都合かもしれません。

南2局0本場

鳴いて待ちに取れますが残り3枚。残り1枚のでハネ満とはいえ、アガリ率重視で比較的出やすい残り2枚のタンキに受けますが切るのはではなくドラの。打点が400点下がるだけで、他家から見て打点も待ちも絞りづらく出アガリが期待しやすくなります。

上家は3メンチャンとはいえフリテン。鳴いて打ならもしかしたら止められていたかもしれません。

南3局0本場

テンパイとはいえトップが遠く振らなければ現状はラスに落ちないラス前。現物はありませんが、リーチ者の待ちがリャンメン以外ならトイツは残しそうなもの。スジから切り、次巡以降はよりも先に切っていることからアンコ落としで凌ぐのがよいとみます。

南3局1本場

手牌だけ見るなら三色かつドラ受けが残る打ですが、点数状況的には安くても局を流してラス回避できる可能性を上げたいところ。ドラ待ちはアガリにくく、上家が第一打からを切っているのでいかにもドラを固められてそうです。このことを踏まえて良形が残りやすいように打としますが、皮肉にも次のツモが

それでも引き戻しからテンパイを入れますが、打のところでダマ。ラス回避だけはしたいと考えると躊躇しがちですが、優勝の為にここで逆転トップが必要な対門の立場からすれば、テンパイしてないところからでも強引に押し返す必要があり、既にテンパイしているならリーチが入りそうなもの。即リーチならおそらく対門からで出アガリしていました。

この1巡の隙をついて上家からリーチ。こうなると上家にアガられてもラス落ちなので追いかけリーチを打ちますが、先にアガリ牌を引いたのは上家。このアガリが活きて福地氏が再度トータルトップに浮上しました。

しかしこの半荘で大トップを取ったおかもと氏がトータル2位に浮上。最終戦はほぼ福地氏との着順勝負。最後まで優勝者が誰になるか分からない展開になりました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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