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ネマタの麻雀クイズ王 第29回

ネマタの麻雀クイズ王 第29回

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振聴でない聴牌を保ちながら、1回ツモるたびに打点が上がり続けました(高目安目がある聴牌は高目を打点とする)。手変わりした回数は最大で何回?

前回に引き続き「詰麻雀」ですが、最初の手牌も自分で考える必要があるので難易度は高め。最大回数は東場南家として以下のような手順が考えられます。

 

南のみ1翻40符(1300点)

 

南のみ1翻50符(1600点)1回目

 

南のみ1翻60符(2000点)2回目

   

南のみ1翻80符(2600点)3回目

   

南チャンタ2翻80符(5200点)4回目

   

南トイトイ三暗刻満貫(8000点)5回目

   

南トイトイ三暗刻混一色跳満(12000点)6回目

   

南トイトイ三暗刻混一色混老頭倍満(16000点)7回目

    

南トイトイ三暗刻混一色混老頭三カンツ三倍満(24000点)8回目

    

小四喜役満(32000点)9回目

     

小四喜四カンツダブル役満(64000点)10回目

最終形は四カンツ+他の役満の複合でダブル役満(使用牌自体を変化させられるのは搭子1組だけなので、最終形がトリプル役満以上の場合は最初の形が満貫未満に成り得ない)。満貫からダブル役満までの打点変化は最大で5回。カンによる打点変化は最大で2回(三カンツ+何かの3翻は満貫になってしまうので)、1翻→2翻→満貫の打点変化が2回。リャンメン→カンチャンの符ハネによる打点変化が1回。合計で5+2+2+1=10回。想定される打点変化回数の最大が10で、実際にそのように手変わりさせることができました。よって正解は「10回」です。

今回の問題は既に麻雀ウォッチ内で出題済みでしたが、個人的にお気に入りなので再出題いたしました。実は私のオリジナルではなく、以前存在した麻雀SNS「麻雀一番街」にて出題されたものです。

しばらくして役牌のみから小四喜四カンツに持ち込む手順を思いつき、9回と答えそうになりましたが、後からリャンメンをカンチャンにすることで符ハネで打点を上げられることに気付き10回に訂正。解答を出題者に送信し、解答発表がある翌週を待ちます。あまり類を見ない麻雀パズルのうえに骨のある難易度。解答も美しく解後感も爽やか。出題者の才気に大変驚かされたものです。

…ところが驚いたのは実は出題者の方。想定されていたのはタンヤオのみの手を緑一色四カンツに持ち込むというものでしたが、1翻→2翻の打点上昇が無いので1回少なくなってしまいます。しかもリャンメン→カンチャンの符ハネもないので想定解は8回のつもりだったそうです。

詰麻雀のような麻雀パズルには名作と呼ばれるものもいくつかあります。しかし詰将棋ほど制作者が多くなく、問題を発展させることが難しいこともあってか、たまに出題されていてもどこかで見たようなものばかり。そうした事情から麻雀パズルにはさほど興味が無く、空き時間の暇潰しといえば(プレイヤーとしてはほぼ引退していたにも関わらず)専ら詰将棋。そんな中で出題された今回の問題。出題者の想定を上回る解答を発見できたという喜びもあり、自分でもオリジナルの麻雀パズル的なものを作って見ようという意欲が湧きました。

麻雀パズルについては、「もっと勝つための現代麻雀技術論」連載時に定期的に出題させていただきましたが、未だに今回ほど「面白い」と言える問題を作れずじまい。フォーマット自体は詰将棋よりもずっと自由なので、斬新かつ難易度も高く、解後感のある問題をいつか作ってみたいものです。

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オンライン麻雀「天鳳」で初の天鳳位を達成した人が現在所属している団体はどこでしょう?

①最高位戦日本プロ麻雀協会②日本プロ麻雀連盟③日本プロ麻雀協会④RMU

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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