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ネマタの戦術本レビュー第18回「スーパーデジタル麻雀 著:小林剛 その18」

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第三章 フーロ

今回から第三章に入ります。

(1)私は今から10年以上前、麻雀格闘倶楽部で定期的に麻雀を打つようになりましたが、「香港から接続している打ち手はとにかくやたら鳴く」とよく言われていましたし、実際私もそういう印象を受けました。今思うと、私自身も従来のメンゼン至上主義的な価値観の影響を強く受けていたものです。

 確かに、やたら鳴いてばかりで守備力が無い弱い打ち手も多かったですが、上位のリーグでも高い勝率を維持している打ち手は、地域を問わずどちらかと言えば、鳴きが多いにもかかわらず、あまり放銃をしないタイプが多かったので、もしかするとそのような打ち方の方が強いのではと思ったことから、徐々に打ち方を変えていきました。

 ハンゲームで勉強会を始めた頃には、私のフーロ率は40%程度(確か小林プロの、ハンゲームの麻将リーグでのフーロ率が38%くらいでした。)ありましたが、10年前は同程度に鳴いている人は(やたら鳴いてばかりの初心者は別として)、ほとんど居なかったと記憶しています。しかし今となっては、天鳳の鳳凰卓のフーロ率は平均でも36〜37%程度。40%を超える打ち手も珍しくなくなりました。「現代麻雀技術論」も、少しばかりは影響を与えたのかもしれないと、今となっては思うことです。
 ただ、時代の変化とともに鳴きの価値が見直される一方、「メンゼンならリーチの権利が残り、一発、メンゼンツモ、裏ドラで更に高打点になる」という、メンゼンで進める分かりやすいメリットが見落とされがちになっている印象も受けます。鳴いてもそこまでアガリやすくならないのであれば、メンゼンでテンパイする可能性が残る方が打点面を考慮すれば有利ということですし、ほぼ鳴いて進める手牌であったとしても、スルーした場合は1回多く牌をツモることができるのですから、「ここから鳴くくらいならまだスルーする」という選択が有力になることも考えられます。

 成績上位者でもフーロ率については結構バラツキがあり、鳴くかどうかで見解が分かれることも多々あります。案外鳴いても鳴かなくても大差ない手牌も多いものです。そのあたりについては、現状では各人が自分の打ちやすい(大きなミスをしにくい)基準で打った方がいいかもしれません。ただ、鳴きが多いタイプ、少ないタイプ、どちらを選ぶにしても、「基本は4面子1雀頭」という考え方は押さえておきたいところです。手牌の持つ価値についての知識が身に付いていれば、「明確に鳴くべき手、スルーすべき手」の見分けが自然とできるようになるでしょう。

本記事に関するご紹介

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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