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ネマタの戦術本レビュー第318回「現代麻雀30の新常識  著:土井泰昭・平澤元気 その6」

ネマタの戦術本レビュー第318回「現代麻雀30の新常識 著:土井泰昭・平澤元気 その6」

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命題11

 字牌待ちのアガリ率は他家からの出アガリのしやすさに依存し、ブレ幅も大きいことは命題6で言及されていた通りです。

 ノベタンも字牌単騎も、それぞれリャンメン、シャボと比べるとアガリ牌の枚数は3/4になりますが、字牌単騎は字牌と何かのシャボと比べて、出アガリしやすい字牌の枚数は減っていませんし、字牌単騎リーチ同士であれば、むしろ1枚見え(生牌)より2枚見えの方がアガリやすいことが分かっています。

 情報がさほど多くないリーチと同程度に、無スジ数牌は止められやすく、字牌は比較的出やすいのであれば、アガリ率は、字牌単騎>ノベタンと言えるでしょう。

 ただし、今回はホンイツの鳴き手の場合の話。他家がこちらの仕掛けに対してまだ押すつもりであるなら、無スジ数牌であっても切られることが多いですし、ホンイツテンパイと読まれているなら、字牌であっても出アガリはあまり期待できません。出アガリしやすさに大差なければ、枚数の多いノベタンに受けた方が有利なのは明白です。

 他家からこちらの仕掛けを、テンパイしてそうだけどホンイツではないことも十分あると判断してくると予想するならその時は字牌単騎に受けます。しかしホンイツ狙いはわかりやすい河になることが多く、相手の対応も、「字牌であっても止められる」、「リーチほど警戒されず案外何でも切られる」のどちらかであることが多いので、本書81頁手牌1なら基本ノベタンに受けます。

命題12

 自分の打点を5200点で計算されていますが、一発裏ツモ込みならリーチ3翻40符は平均して7100点ほどになります。相手の打点についても、振り込んだ時はツモがつかないので、リーチ全体の平均打点よりは低くなります。(ドラ関係無しの子の出アガリ平均打点が5200点程度、ドラが見えてないとしても高々6000点程度か)

 自分打点7000、相手打点6000とすると、Xの値は2以上。つまり相手のリーチが100%リャンメンテンパイだとしても追いかけリーチが損になりません。リーチしないとすれば、通常の無スジカンチャンリーチ以上に待ちが苦しい、相手リーチの良形、高打点率が高いと読める、点数状況的に加点のメリットが小さいといった要素の影響が強い時くらいで、基本は追いかけリーチとみてよいでしょう。

 ただし、河からリーチ者の良形率、打点を予測すること自体は重要な技術です。命題2命題6でも申し上げましたように、基本はリーチと押さえたうえで、実戦ではいつ判断を変えるかに着目することをお勧めします。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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