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ネマタの戦術本レビュー第317回「現代麻雀30の新常識  著:土井泰昭・平澤元気 その5」

ネマタの戦術本レビュー第317回「現代麻雀30の新常識 著:土井泰昭・平澤元気 その5」

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命題9

 手変わりを考慮しなければ、中張牌のドラ単騎はダマでもアガリにくいので、チートイツの中張牌ドラ単騎はメンツ手のダマ悪形高打点テンパイよりもむしろリーチ有利です。

 ただし、ドラを切って字牌のようなアガリやすい単騎待ちに受けられるなら、多くの場合その方が有利になります。これは中張牌ドラ単騎と字牌単騎のアガリ率に非常に大きな差があるというだけでなく、ドラ無しでもツモって裏ドラが乗れば跳満になるように、チートイツ自体がリーチすればまずまずの打点を期待できるためです。これがリーチのみであれば、ドラ単騎に受けることも多いでしょう。

 それではチートイツの中張牌ドラ単騎のテンパイをした場合に、ダマでアガリやすい牌を待つかという話に入りますが、これについては本書の意見とは異なり基本は即リーチを推奨します。

 何故なら、「字牌単騎リーチチートイツ>中張牌ドラ単騎チートイツ」と言っても、前者は打点が落ちるので同打点のリャンメンテンパイとカンチャンテンパイほど優劣に差があるわけではありません。字牌単騎への手変わりは最大で7種ありますが、実戦では自分で切っていたり2枚以上見えている牌が複数あるのが複数あるのが普通です。

 手変わりの量がそれほど多くなく、手変わりの質もそれほど高くなく、ダマの利点の一つであるアガリやすさについては通常手よりも差がつかないと考えれば、アガれる可能性自体はかなり低いとはいえ、ドラ単騎のまま即リーチを打つのが基本とみます。

 ただし、ドラ単騎自体は、元々アガリにくいうえに、その割にはアガリ率の「ブレ幅」も結構大きく、例えば誰かがドラをトイツで持っているだけでアガリ牌は残り1枚。命題6でも言及されたように、何らかの情報があればダマにすることも多そうです。

命題10

 リャンメンとカンチャンの比較であれば、「山読み」によってカンチャンの待ち牌がかなり山に生きていることが読めても、リャンメンより優先することは稀です。このようにメンツ手の手作りに関しては、山読みができるに越したことは無いですが、読みによって判断が変わらない領域が広いものです。

 一方、チートイツについては、読みによって判断が変わらない領域はかなり狭い。命題9でも触れた通り、ドラでさえそこまでこだわらなくてもよいかもしれません。優劣にほとんど差がつかない選択だらこそ、些細な情報でも利用として、少しでも読みの精度を上げたいところです。

本記事に関するご紹介

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平澤 元気 (著)
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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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