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14ページの手牌でペンチャンを落とすと、ツモだけでなく、ツモでもペンチャンを残していれば(を1枚切ることになるとはいえ)純チャン変化もある1シャンテンになります。ペンチャンがかぶった時以外にもペンチャン残しが有利なら、通常の3〜7浮き牌よりは残します。
また、残しはツモだけでなく、ツモもが浮き牌として残っていた方がメンツを作りやすい。ツモもの強い形が残るという利点があります。よってリャンメントイツも、通常の3〜7浮き牌を残してまでリャンメン固定すべきことはあまりありません。
15ページの手牌のは、本書に記述がある通り強いメンツ候補を作る組み合わせが豊富にあることから通常の3〜7浮き牌より価値が高くなっていますが、浮き牌としてみた場合に端寄りの牌が内寄りの牌よりも価値が高くなること自体は結構限定的です。スジで受けがかぶっているとはいえ、のは通常の28浮き牌よりは残します。
17ページは浮き牌切りでも悪くはないですが、ツモはともかくツモなら、ペンチャンを外したくっつき1シャンテンの方がドラを使った高いアガリになる可能性もあるのでペンリーチのみより有力。二段階変化になりますがそこからツモ打でと一通まで見える手広い1シャンテンになる変化もあります。ペンチャンがかぶった時以外はペンチャン落としに分があるなら、通常の3〜7浮き牌でも一旦残してペンチャン落としが有力と判断します。
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生牌とはいえよりはが安全で、を切ってもツモはトイツがあるのでカバーがきく。1メンツもない比較的アガリに遠くアガれても高打点になりにくい手なので、西家に重ねられて鳴かれるのも必ずしもデメリットとは言えない。が重ねれば将来の安牌をさほど気にせず手を進めていけるようになる。これくらいならを先に切っています。
ただし、1メンツあってそれなりにアガリやすいメンツ候補不足の手にもかかわらず、何となく客風を残して通常の19牌を先に切ってしまう打ち手も結構います。配牌の段階で思考に時間を割くのはあまり効率的ではないので、手牌同士の比較に慣れていないうちは、メンツ候補が足りていない段階ではひとまず安牌を考慮せずに打った方がよいかもしれません。
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