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ネマタの戦術本レビュー第431回「現代麻雀最新セオリー 著:雀ゴロK その8」

ネマタの戦術本レビュー第431回「現代麻雀最新セオリー 著:雀ゴロK その8」

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第1章No.9

 序盤は手変わりを待つ余裕があり、それまでの打ち手の意志の介在が少ないこともあって手変わりを待つべき手牌になることが多いものですが、ダブルリーチが打てるとなると話は別です。今回の手牌はタンピン三色になる手変わりもあるので打としそうですが、豊富にある手変わりの中から高めを2枚引く必要があるのでダブリーの2翻を捨てるほどではありませんでした。

 ただしアガリ率に関してはテンパイ外しが明確に上で、局収支についても100点強程度の差となると、今回くらいの手牌ならアガリ率を重視する局面でテンパイ外しを選ぶこともそれなりにありそうです。

 「通常リーチより1翻高いのだからなおさらリーチ」。極めてシンプルな判断ですが、「ネット麻雀ロジカル戦術入門」でダブルリーチを打たない選択が推奨されていたように案外浸透していなかったセオリーかもしれません。待ち選択を除いては打ち手の意志が全く介在しないので、今回の手牌のようにダブルリーチでなければ手変わりを待つ牌姿になることもそれなりに多いこと。テンパイを外しても大体アガれることが多いくらい猶予があるので、折角だから綺麗な手に仕上がる可能性を見てみたいという心理が働きやすいというのが理由でしょうか。ダブルリーチタンヤオツモでも満貫。策を駆使してメンタンピン三色に仕上げても出アガリなら満貫止まり。麻雀に芸術点は無いということを改めて押さえておきたいところです。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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