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ネマタの戦術本レビュー第543回「片山まさゆきの楽勝麻雀 著:片山まさゆき  その23」

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Q37

 打

 ここでペンチャンが手出しで落とされるということは、単騎テンパイでなければ打の時点ではノーテン。仮にリャンメン×2の1シャンテン、のような手牌であったとしても、が当たりになるのはをツモった時のみ。や、に変わる安全牌を引いた場合もが出ていくので、2フーロで手出しが入っているとはいえテンパイ率は実はそれほど高くありません。悪形残りの1シャンテンであればテンパイ率は更に下がりますし、そもそもホンイツでない場合もあります。

 今回はソーズの悪形部分がメンツになるようなら完全1シャンテン。低確率の放銃リスクを恐れて降りるほどの手ではなく、対門の手が進めばの放銃率も上がるのですからここでを切ります。

 これが対面の河がホンイツ以外考えにくく、2フーロ時の手出しがとなれば話は変わります。今度は確実にメンツが完成して切られたなのでテンパイ率も高く、ホンイツ濃厚ならの放銃率も高く、放銃時は3900以上確定。2シャンテンから押すほどではないとみて打とします。鳴き手への押し引きは少し手順が違うだけで判断も変わってくることが多いので、個別の局面に応じた対応ができるように心がけましょう。

Q38

 打

 リーチ宣言牌のは何らかのフォロー牌である可能性が高いですが、からの打だとすると1巡目にを切っているのが不自然ですし、からを切った後でをツモったとするならが切れているのが不自然です。そうなるとの形で持っていたケースは十分にありそうです。

 実際は雀頭で、はツモで手広くなるために持っていたケースもあるので、入り目でなくてもが通るケースもあります。しかしこちらはリーチして悪形2翻の手。切る牌が通常の無筋だとした場合に、ベタオリよりは押した方がよいくらいの手牌ですから、無筋以上に危険である可能性もある牌となれば止めた方がよいとみます。

 ただし、と何かのシャンポンの可能性が高いとみるなら、が通る可能性も相対的に高くなっているので、雀頭を崩す打よりは、へのくっつきでテンパイが取れる打の方が対面のアガリを阻止できる可能性が高いとみます。が危険牌といってもツモならを勝負しそうです。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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