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ネマタの戦術本レビュー第556回「片山まさゆきの楽勝麻雀 著:片山まさゆき  その36」

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Q67

 打

 ドラは他家から出にくいこともあり、打ツモの満貫リーチよりは、打ツモのカン5200〜満貫リーチの方が有力そうです。手組のうえでドラを切っても大差ないのであれば、ドラ待ちの出にくさやドラを抱えるリスクもあるのでドラを切るようにしています。

 「ドラは恋人」という言葉もありますが、学生時代の麻雀仲間は、「ドラは浮気相手」と言っていました。確かにドラだけあってもアガれないので、本命はあくまで手役。うまいこと言うものだなと思ったものです(笑)

Q68

 打

 基本的な押し引き判断については、『鉄押しの条件』でまとめられているものが分かりやすいです。今回くらいの手牌なら子の場合は微妙(対親なら降り寄り)ですが、親ならば一発目に無スジ勝負でもまだ押し有利とみます。一発でを振り込んだとしても、ドラをツモられた場合と大差ないと考えるのはポジティヴ過ぎかもしれませんが(笑)

Q69

 打

 タンヤオチートイツドラ2よりは、平和イーペーコードラ2の方が手牌の価値が高いとみます。今回も手組のうえではどちらを切っても大差なさそうなので、安牌なりを1枚抱えることもできる分打に分があると判断しました。

Q70

 ポン打

 トップ目で対親リーチといっても、安牌を切りつつテンパイに取れるものは取ります。次巡以降に無スジを引いて押してよいかどうか微妙という手であっても、無スジを引くまではテンパイしている方が一方的に有利なのですから、振りさえしなければいいという局面でもなければテンパイ取りを推奨します。

Q71

 打

 本当に12000テンパイなら、ここを凌いだところでツモられたらラス濃厚。親としてもこの点数状況なら親番を維持する価値はかなり大きいので、1500や2900止まりの仕掛けでリャンメンチーも非合理的とは言えませんし、そもそもテンパイしてないとしても不自然ではありません。早々とリャンメンを仕掛けたらまず満貫以上だと読める状況や対戦相手がいるというのも確かですが、今回の条件だけなら切ります。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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