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ネマタの戦術本レビュー第578回「麻雀AI戦術 著:水上直紀  その18」

ネマタの戦術本レビュー第578回「麻雀AI戦術 著:水上直紀 その18」

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Q37

 を切って次巡ペンチャンが埋まって1シャンテンになったとしても、悪形×2の1シャンテンでは満貫あっても無スジは押しづらいところです。

 1手進んだとしても押すに見合わないのですから、通りそうな牌も切らずにベタオリすべきです。

Q38

 よっぽど待ちが絞れていない限りは、満貫リャンメンテンパイなら押し有利。当分押し続けた方がよい手なので、仮にが現物だとしてもドラを押します。

Q39

 

 安牌が少なく降り切るのが難しい手なら、1手進んだ時に(安牌が十分にあっても)押し有利になるなら押すというのを一つの目安にしています。テンパイなら1手進めばアガリ(大半の「押し有利」なテンパイよりずっと価値が高い)なので押します。「待ちがかなり絞れているのでテンパイからでも降りた方がよい」のであれば、今度は降り切るのは難しくないはずです。

 の放銃率が4.6%というのはかなり低いと感じたのですが、『統計学のマージャン戦術』によると、9巡目(通っているスジの本数7.1本)の生牌字牌の放銃率が4.6%。今回のリーチは11巡目ですが通っているスジは実に4本。宣言牌がなのでの外側も実質通っているとみなしても8本ですから妥当なところでしょう。そもそも2翻テンパイなら悪形であっても親リーチに無スジを押しても(ベタオリとの比較なら)局収支的にはギリギリ見合います。降りても親にアガられればトップを逆転されることが多く、放銃してもラスまでは落ちないこの局面。現物無しの仮定でここまで大差がつくのですから、仮に安牌があったとしてもはまだ押した方がよさそうです。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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