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ネマタの戦術本レビュー第670回「日本一麻雀が強いサラリーマンの必勝法 著:かにマジン  その4」

ネマタの戦術本レビュー第670回「日本一麻雀が強いサラリーマンの必勝法 著:かにマジン その4」

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第1章 7

 本書の牌図のようにコーツ手も見える場合は「好牌先打」が有力になることはあまりないですが、シュンツ手で手役やドラ絡み、安牌を抱えるメリットが大きい、コーツができる牌が多く切られているといった、「好牌先打」が実戦的に有力になる要素自体は多々あります。基本は受け入れ重視で手厚く持つと押さえたうえで、実戦では本書で言うところの「牌効率」にこだわり過ぎずに局面に応じて判断されることをお勧めします。

第1章 8

 字牌単騎テンパイでリーチすればリャンメンリーチと同程度にアガリやすいとされます。しかしながらこれは字牌が他家から比較的出やすいことが前提。もし字牌待ちが読まれやすい河であればこの限りではありません(それでも手の内で使いにくい以上、無スジの数牌単騎よりはアガリやすいとは思います)。
 よって、チートイツのように字牌単騎テンパイが狙いやすい手こそ、河を作って待ちを読まれにくくする選択も必要になります。序盤は山読みがきかず、安牌を残すメリットも薄いです。 チートイツの1シャンテンの3枚選択ならどれで待っても良い牌を残せとありますが、実際は3枚のうち2枚あればテンパイ時に必ず強い待ちを残せます。
 とはいえ狙ってできるケースはそれほど多くなく、中盤以降となれば守備力も重要になります。安牌を残していれば他家からリーチが入っても安牌を切りつつ押し返せるケースもあるので、中盤以降先制テンパイが難しいのであれば、河作りにはあまりこだわらず安全になりやすい牌を残しつつチートイツを狙うようにします。

日本一麻雀が強いサラリーマンの必勝法

日本一麻雀が強いサラリーマンの必勝法380万人の天鳳プレイヤーの頂点に立ったのは普通の会社員! 天鳳位、フリー勝ち組になる51のメソッドが凝縮。著者の名は「かにマジン」。ネット麻雀のハンドルネームからとった名前だが、もちろん実在する人物である。
なぜごく普通の負け組だった男が仕事をしながら麻雀も強くなれたのか。一人の麻雀人生物語とともに、そこで学んだ戦術を公開。これを読めばあなたも仕事でも麻雀でも勝ち組になれる!

 
かにマジン
単行本:1,404円
Kindle Unlimited
 
 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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