第2章 1
233457の形はリャンメンカンチャンと呼びます。234のシュンツを抜き出すと357のリャンカンが残りカン6の受けがあることが分かります。
345のシュンツを抜き出すと7が浮き牌になるのがカン6の受けを見落としやすい理由です。シュンツの抜き出し方を1通りと決めつけないことが見落としを防ぐコツです。
毎回シュンツを抜き出して確認していては時間がかかるので、さほど難しくない形は覚えてしまった方がよいですが、単純な形の丸覚えではなく、その形が他の組み合わせと比較してどの程度の価値を持つのかも覚えておきましょう。リャンメンカンチャンはメンツのできやすさではリャンメントイツと互角。よって牌図2はタンヤオがある分リャンメントイツ有利です。4s引きだけでなく、57mツモでもタンピンに変化します。アガリには必ず雀頭が1つ必要なので、トイツは2組持っていた方がトイツを雀頭候補としてもメンツ候補としても使えることから有利になりやすいことも押さえておきましょう。
第2章 2
本書では3枚からなる、1手でメンツが完成する牌の組み合わせの総称を、「複合ターツ」と表現しています。サイト版の「現代麻雀技術論」でも同様の表現を用いていました。
ただし、本来は「ターツ」と言えば、リャンメンターツ、カンチャンターツ、ペンチャンターツの3種のみを指し、トイツや今回のような「複合ターツ」はターツには含まれません。そのためこちらでは、「メンツ候補」と表現していますが、あらゆる牌の組み合わせを「メンツ候補」と称する場合もあるため区別がつけづらいという問題点もあります。
ターツ+受け入れが増えるフォロー牌と言えば表現としては正確ですが、言葉が長くなるので多用するには不向きです。個人的には「複合ターツ」が字面的に形をイメージしやすいので、「ターツ」という言葉を本来の定義だけでなく、1手でメンツが完成する牌の組み合わせの総称として用いることを許容してもよいのではないかと考えます。
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