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ネマタの戦術本レビュー第729回「現代麻雀の神ワザ 著:鳳南研究所 その8」

ネマタの戦術本レビュー第729回「現代麻雀の神ワザ 著:鳳南研究所 その8」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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第一章 分析5

 データを用いた研究がされるまでは、アガリ率より打点重視の打ち方が主流だった理由の一つは、「一戦単位で見れば高い手をアガった人がトップを取る事が多い」という事実にあります。

しかし、実際には何でも高い手を狙えばよいというものではなく、むしろ、「成績上位者は下位者に比べてアガリ率が高く、平均打点が低い傾向が強い」という結果がデータによって明らかになりました。

データ研究がされる前の麻雀戦術は、「木を見て森を見ず」の状態だったと言えます。特定のケースにおいて正しいことが、全体的にも当てはまるとは限りません。
 

 しかしこれを受けて、「とにかく最速手順を踏むべき」と考えるとすれば、それは言わば「森を見て木を見ず」です。一般的に正しいことが、個別のケースにおいても必ず正しいとは言えません。
アガリ率を取るか打点を取るかは、あくまで個別の手牌、局面に応じて考えることです。

 45ページ トイツが3つある場合は、トイツを崩しても受け入れは2枚しか減らないため、手変わりのために浮き牌を残すケースが増えます。はツモで高め一通3メンチャン、ツモはペン残りとはいえ一通確定なので、このは打点絡みでない3〜7浮き牌より明確に価値の高い牌です。仮にピンズの形がであっても、巡目が早ければ残しは十分考えられます。

 46ページ ターツを崩してまで浮き牌くっつきの手変わりを残すかどうかは、「メンツかぶりではないが、ターツを残していればシャンテンが進む牌」を引いた場合も、浮き牌を残しておいた方がよいと言えるかどうかで判断すると目安をつけやすいです。今回は打ツモのメンツかぶりは仕方ないとして、ツモなら、のみ手ペンテンパイよりが残ったくっつき1シャンテンの方が優秀です。

 「安手悪形テンパイにあまり意味がない」ことを理由にすると、「手変わりも弱いので受け入れを狭めない方がまだマシ」なケースで必要以上に受けを嫌うことになるので、「イマイチな受けを嫌う」ではなく、「よりよい手牌になる受けや変化を重視」と考えることをお勧めします。

 47ページ これも先程と同じ理由で、ツモのカンよりは、ツモのくっつき、あるいはツモのくっつき(を切っているうえに受けかぶりだがツモのタンピン234三色テンパイが特に強い)1シャンテンの方が強いとみてカンチャンを外す打とします。

現代麻雀の神ワザ

本書は日本最大のネット麻雀サイト「天鳳」における鳳南(鳳凰卓の東南戦)で、麻雀強者の牌譜を見続けてきた「鳳南研究所」による書き下ろしの麻雀戦術書です。

「強者の共通点はびっくりするほど少ない」と筆者は言います。

本書では天鳳位を始めとする強者たちの打ち筋の共通点を見出すとともに、それぞれの独自のバランス感覚(他人にはマネできない本人だけの「勝ちの型」)を明らかにすることを目指すものです。

数え切れないほどの牌譜を見てきたからこそ分かる、異彩を放つ一打とその背景にある麻雀理論。

本書で「現代麻雀の神ワザ」を体感していただき、みなさんの「麻雀の型」をさらにレベルアップさせる一助にしてください。

 
鳳南研究所
単行本:1,663円
Kindle Unlimited
 
 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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