- 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
- ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
- 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!
当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。
AMAZONリンクはコチラ
第3章 順子をくっつけて待ちが増えるメカニズム
麻雀の待ちはリャンメン、カンチャン、ペンチャン、シャンポン、タンキの5通り、多面張とはこれらの待ちの複合ですが、リャンメン、カンチャン、ペンチャンはシュンツを作るという点で共通しています。よって当記事ではリャンメン、カンチャン、ペンチャンを「シュンツ待ち」、シャンポン待ちを「コーツ待ち」、タンキ待ちを「アタマ待ち」と呼び待ちの基本形を3通りに分けることにします。
本書の法則1、法則2にある通り、シュンツは147、258、369のスジで待ちを増やします。逆に言えばシュンツによって別のスジの待ちが増えることはなく、別のスジの待ちを増やすのはアンコです。
よって、アンコが無い手牌は別のスジの待ちが増えることはないので、シュンツ待ち、アタマ待ちに関しては、待ちは147、258、369のスジに限ります。メンチンの手牌を見るだけで面食らってしまう方もいるかもしれませんが、アンコが無い手牌に関してはさほど複雑な待ちにはなりません。シュンツを端から分けていき、見つかった待ちがスジで伸びているかを確認すれば、手牌全体の待ちを見つけることができます。
コーツ(シャンポン)待ちについては、トイツにイーペーコーの形がくっつくと、そのトイツのスジの待ちが増えます。例えばのとシャンポン待ちにを足すと、の3メンチャンになります。
アンコを含まない手牌の中で唯一4メンチャン以上になるのが本書のA3-2のパターン。逆に言えばそれ以外は全て3メンチャン以下で、ここまで取り上げた法則で待ちを見つけることが可能なので、アンコを含まない手牌で暗記が必要なのはこの形だけです。今回の記事は多面張理論1,2章の内容を参考にしました。
アガリ率5%アップ何切る
この本の何切るを解けば、アガリ率No.1!多面待ちを「形」で覚え、たくさんアガって勝ちましょう。
麻雀において大事なのはまずアガり方を覚えることです。
そしてアガリの直前にどうしても必要とされるのが「何が来るとアガれるか」を理解することです。
特にその待ちが複雑になることも多く、その多面待ちのコツを覚えることがアガリに直結するのです。
せっかく作り上げた手牌でも最後の待ち牌を見落としてしまったり、狭く受けてしまっては台無しですよね。
特にメンゼンチンイツのテンパイ時の待ち牌探しは全麻雀打ちにとっての敵といってよく、私をはじめとして多くの人が苦戦しているところでしょう。
ホンイツチンイツが好きな人は多いですが、みんな多面待ちは苦手なのです。
本書は初心者から上級者まで苦戦する「多面待ち」の本です。
この本を読めば、多面待ちのほとんどのケースで対応できるようになります。
ぜひアガリ率をアップして勝率アップにつなげてください。
購入はこちら
AMAZONリンクはコチラ