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ネマタの戦術本レビュー第1160回「『必勝!麻雀実戦対局問題集』編 その8 著:多井隆晴」

ネマタの戦術本レビュー第1160回「『必勝!麻雀実戦対局問題集』編 その8 著:多井隆晴」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるもの、または更に掘り下げたい部分等を取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

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問題9 チンイツの鳴き方

メンツ手の1シャンテンは大きく分けて、「23322」型(2メンツ)、「23331」型(くっつき)、「13332」型(ヘッドレス)の3通りに分けられます。

今回の手牌はをアタマとみなすと

をアタマとみなすと

のシュンツを抜くと

よって、2メンツでもあり、くっつきでもあり、ヘッドレス1シャンテンともみなせる形。以外のソーズかツモでテンパイ。鳴きについてもチーだけでなく、くっつきとみなせばポン、ヘッドレスとみなせばチーでもテンパイに取れることが分かります。

ただしポンチーは単騎テンパイ。スルーした場合は7種のツモと5種のチーで単騎よりアガリやすいテンパイになるのですから、「スルーすれば1回多くツモることができる」「メンゼンなら他家にチンイツテンパイが読まれにくい」ことも踏まえれば鳴かない方がアガリやすいと言えるのではないでしょうか。打点もメンゼンなら倍満以上になることもあります。

メンチンのような複雑な形はメンツを分けて考えることになりますが、最初に目についた分け方にこだわるあまり、複数の分け方があることに気付けないと受け入れを見落としがちになります。メンツ手の1シャンテンには3通りあり、同色牌のみで構成されるチンイツは複数の捉え方ができることが多いことを意識しておきましょう。

本書では手牌を分断する鳴きを推奨していませんが、それは今回の手牌のようにメンゼンでもテンパイしやすい場合の話。分断してでも一色牌の枚数を増やすことでチンイツにつながるケースもあります。大半は鳴いた場合と鳴かなかった場合の手牌の比較で説明がつくので、他家に情報を与えやすいデメリットは一応意識しておく程度に止めるのが無難です。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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