第12期雀竜位・斎藤俊プロ（日本プロ麻雀協会）によるプロ対局の寸評記事！今回は5月4日に行われた「第17期女流雀王戦第2節」です。 

第17期女流雀王Aリーグ第2節（全8節）

オーラスは大接戦。
上田：26600
福山：30300
水崎：18000
月城：26100

月城はなんと配牌1シャンテン。ドラは
 ツモ
打点若干足りないところにドラソバのをツモる。非常に感触が良い。

水崎も高打点が見込める手牌に。
 ツモ

そんな2人よりさらに早くトップ目福山から無邪気にリーチの声。2巡後にサックリツモ和了。
　ツモ
ウラドラを乗せてマンガンツモでトップ逃げ切り。チャンス手を逃した水崎、月城、マンガンの親被りで3着に落とされた上田は肩を落とす。

女流Aリーグは1位～最下位13位までのスコア差は250しかない。まだまだ接戦は続きそうである。

※中月、佐月、石井、水瀬、愛内は別日対局

第17期女流雀王Bリーグ第2節（全8節）

東4局
親番の奥村
　ツモ　ドラ　カンドラ

北家松嶋は以下の手
　ポン　ポン→加カン　

奥村は松嶋の単騎を読み切ったと語る。をポンしてを手出しした際に左端に1枚。単騎待ち濃厚と考えたがそれっぽい字牌は全て切られておりドラが濃厚であると。中山がをチーしており奥村の中ではが枯れている。
マンズの下は山に厚い。リャンメン待ちにするか悩みに悩み三切りのシャンポン受け。次巡はお約束の。流石に四暗刻逃しを痛いと考えたが結果は裏目になる。力なくをツモ切り流局。

今度はオーラス、ラス目の松嶋が魅せる。
　ポン ポン ポン　
3着目の奥村とは10100点差。親番の奥村はテンパイ維持でタンヤオから全押し。終盤奥村からが出る・・・も見逃し！3900は捲れないためだ。漫画のように奥村が次巡を掴み5200なら捲ると松嶋からロンの声。

流局してももう一局ありそうだし、1着順でも上げられるように全力でした！と微笑む松嶋。1節に続き100P程上乗せし、昇級圏内2位をキープ。

※冨本、麻生、崎見、蔵は別日対局

第17期女流雀王Cリーグ第2節（全8節）

※北原、水瀬、柚花、ふゆつみ、りんのは別日対局