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「最高位戦Classic」決勝を観戦する前に押さえておきたいポイント

「最高位戦Classic」決勝を観戦する前に押さえておきたいポイント

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 「飯田正人杯 最高位戦Classic」は、各団体のトッププロも出場する最高位戦日本プロ麻雀協会のメジャータイトル戦の一つですが、その特殊なシステムとルールから一般の方にはあまり知られていないタイトル戦かもしれません。

 8月23日からはいよいよ決勝が開始、8月30日には第10期最高位戦Classicが決定します。決勝の様子はニコニコ生放送でも生中継されますが、「見ててもよくわからねーよ!」というあなたのために、よりわかりやすく、楽しく試聴してもらおうと、麻雀ウォッチ編集部がそのシステムを紹介していきますよ!

【決勝対局者】
石﨑光雄(最高位戦日本プロ麻雀協会)
石井一馬(最高位戦日本プロ麻雀協会)
多井隆晴(RMU)
鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)
高倉武士(最高位戦日本プロ麻雀協会)

 

 お話を聞いたのは、第4期最高位戦Classicにして大会を取り仕切る坂本大志プロです!

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第4期最高位戦classicを獲得している坂本大志プロ

 

-----最高位戦Classicとはどのようなタイトル戦なのでしょうか?

「この大会の特徴は、最高位戦の設立時から第22期まで採用されていた「旧最高位戦ルール」を採用している事です。このルールは、一発、裏ドラなし、アガリ連荘、テンパイ料がないことが特徴です。最高位戦のリーグ戦は、第22期以降、現在の一発、裏ドラありのルールとなりましたが、最高位戦の伝統と歴史を伝えていくべく、2006年に「最高位戦Classic」が設立されました。今年で10期となります。第8期(2013年)から、2012年に亡くなられた飯田正人永世最高位の功績を讃 えて、 「飯田正人杯 最高位戦Classic」として名を改めました。飯田さんが最も好きなルールが旧最高位戦ルールだったのです。」

「最高位戦は今年が第40期なので、旧最高位戦ルールのリーグ戦の経験があるプロは10人くらいだと思います。第22期はちょうど村上淳最高位や近藤誠一さんが入会した年になります。」

 

-----坂本プロは第4期でタイトルを獲得しておりますが、このルールで勝つコツはありますか?

「ルールを意識しすぎないことですかね。いまの最高位戦ルールはリーチを打つ前提の手組にするのですが、Classicルールは(一発裏ドラがないため)リーチが減ります。それでもリーチすべき時はした方が良いですね。」

 

-----リーチの一役による点数アップが大事ということですか。

「そうですね。ウマが4000点-12000点なので、1順位が8ポイント差なんですね。8000点(8ポイント)をアガると1順位浮上するいうことなので、トップ目からもリーチをかけて2000-3900を引きに行くとか。そういう戦術は有効ですね。」

 

-----テンパイ料がなく、アガリ連荘ということは、対局は比較的早く終わったりするのでしょうか?

「早いときは8局で終わることもあるのですが、テンパイ料がないので流局がどうしても多くなります。そうなると1局に費やす時間が多くなりますね。流局が多い理由としては、テンパイ料がないので、やめる人はきっちりやめるからです。普通の麻雀は終盤になるにつれてテンパイ率がアガるのですが、逆にクラッシックはどこからかテンパイ率が下がると思います。」

 

-----リーチ者は流局時に手牌を公開しなくて良いとのことですが、ノーテンリーチをかける人はいますか?

「私はしたことはありませんが、何回か見たことはあります。使ったことが良い局面もあるとは思いますが、ただ1000点を捨てることになるので・・・使用される頻度としては多くないですね。」

「あと、現物食い替えもできるのですが、こちらは使うことはほとんど無いですね。オーラスの親にもう1回アガッてもらいたい時にツモ番を回す時などでしょうか。 「打牌に関する制限がない」というところから、現物の食い替えができるということになります。「食い替えできますよ」ということよりは「制限がない」という方が正しいですね。」

 

-----システムについても特徴的ですが・・・

「第5期よりシステムを大幅にリニューアルし、他団体からの豪華出場選手も含め、実績ごとに1~5組に組分けされます。そして1~3組までの予選を全3節のリーグ戦で行う事が最大の特徴となってます。」

 

飯田正人杯第10期最高位戦Classic大会システム 本戦
決勝
5人

勝ち上がり者5名で、1日目は1人4半荘の計5回戦を行う
1日目終了時にポイント最下位者は敗退
2日目は4名で5回戦の全10回戦
10回戦終了時、トータルポイント最上位が優勝

 
準決勝
16人
前回優勝者、1組1位、本戦1位4名、ベスト32勝ち上がり10名の計16名で行う
5回戦終了時、1位が決勝進出し、下位7名が敗退
6回戦終了時、2位~5位が決勝進出
ディフェンディングシード
村上淳
ベスト32 本戦の勝ち上がり者24名と前回決勝の3名、予選飛び級者の計32名で行う
16名ずつ2ブロックに分け、5回戦終了時に1位が準決勝進出
下位7名は5回戦終了時に敗退
6回戦終了時、2位~5位が準決勝進出

前回決勝シード
愛内よしえ
淵田壮
鈴木たろう
宮本卓

本戦
64人
各予選の勝ち上がり者と本戦シード者を加えた64名で行う
16名ずつ4ブロックに分け、5回戦終了時に1位が準決勝進出
下位3名は5回戦終了時に敗退
6回戦終了時、2位~7位がベスト32に進出
 

 

予選
 参加人数通過人数
予選1組 16人 7人
1位が準決勝へ
2位がベスト32へ飛び級
予選2組

16人

6人
1位・2位がベスト32へ飛び級
予選3組

34人

11人
1位がベスト32へ飛び級
予選4組

52~60人

16人
予選5組

70~80人

17人
関西4・5組

27人

5人
北海道5組 25人 4人
リバイバル

40人

3人

※人数および通過人数は目安。
※1組~3組予選は3日間、決勝は2日間、その他のステージは全て1日で行う
※リバイバルマッチは勝ち上がり者を含め、プロ団体所属者なら誰でも参加可能

 

 たとえば、今季の1組のメンバーを見ると、決勝に残っている多井隆晴プロ(RMU)や忍田幸夫プロ(麻将連合)、須田良規プロ(プロ協会)など、各団体から参加されていることがわかります。

第10期最高位戦Classic 1組 昇降級ポイントランキング
選手名団体昇降級点
 平賀聡彦 最高位戦 14
 土田浩翔 最高位戦 10
 水巻渉 最高位戦 10
 坂本大志 最高位戦 6
 佐藤聖誠 最高位戦 5
 新津潔 最高位戦 5
 宇野公介 最高位戦 4
 有賀一宏 最高位戦 3
 忍田幸夫 麻将連合 3
石橋伸洋 最高位戦 2
多井隆晴 RMU 2
土井泰昭 招待選手 -3
須田良規 プロ協会 -4
須藤泰久 最高位戦 -5
嶋村俊幸 最高位戦 -7
井出洋介 麻将連合 -9

 -----「昇降級点」というのはなんでしょうか?

「各選手の予選および本戦の成績によってポイントが振り分けられます。そのポイントによって来季の組が決定します。たとえば、1組と2組のポイントは以下のようになっています。」

第10期最高位戦Classic 1組・2組 昇降級ポイント振分詳細
順位ポイント
 1  +10
 2  +8
 3  +6
 4  +4
 5  +2
 6  +1
 7  0
 8  -1
 9  -2
10 -3
11 -4
12 -6
13 -7
14 -8
15 -9
16 -10

※昇降級ポイントが累計+10ポイントで上の組へ昇級、-10ポイントで下の組へ降級となります。

※予選ポイントが同点の場合について
・本戦への価値抜けは今季の昇降級ポイントの上位選手が優先となります。
・昇降級ポイントも同じ場合は最終戦前のポイント上位者が上位となります。
・来季への昇降級ポイント付与についても同様になります。

 

 「多井プロは今期(10期)が始まる前に2ポイントを持っていましたが、予選で1位だったので、来期は12ポイントを持っています。井出プロは今期予選8位の▲1ポイントで合計▲10ポイントの降級となり、来期は2組から参加となります」

-----予選結果の1順位ごとにポイントが変わるのは、予選通過の目が無くなっても最後まで目標ができるのでいいですね。

 

-----決勝のメンバーを見て、見所はどこになりますか?

「やはりそれぞれの所属団体のトップに君臨する、多井・たろうの2人の意地のぶつかり合いが最大の注目。展開としては、この2人に加え、最高位戦の若きエース石井一馬の3人を中心にゲームが進むと予想します。 実績面で劣る、石﨑・高倉の両Bリーガーがどこまで絡んでくるかも見所の1つかと思います。」

 

-----坂本プロ、ありがとうございました!

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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