こんばんは、まろちょふです。
今日は11/11(土)に麻雀スリアロchで放送された第16期雀王決定戦最終日での金太賢プロの一打を紹介します。
対局者は角谷ヨウスケプロ、鈴木たろうプロ、田内翼プロ、金太賢プロ。全4日20半荘に渡る戦いの18回戦目の南3局を振り返ります。
17回戦を終え、金プロが51.3ポイント、たろうプロが51.1ポイント、角谷プロが44.8ポイント、田内プロが▲150.2ポイントと上位三人が熾烈な争い。
順位点は50-10-▲10-▲30のルールであるだけに、ここでのトップが誰になるかが非常に大事な争いです。
南3局を迎え、トップの角谷プロが29000 2着目の金プロが25000 3着目の田内プロが23500 ラス目のたろうプロが22500
トップからラスまでが満貫圏内という接戦。この局が非常に大事な場面になります。
この一局の牌譜はこちら。
ドラは 田内プロの親番になります。
4人の配牌はそれぞれこのような形。
一巡目のツモ番で角谷プロが、たろうプロが、金プロがを引き手が引き締まります。
この金プロの一打目に注目。あがりだけを見るならを切りそうですが、この均衡した点数状況での南3局。役役ホンイツを目指して打とします。
ここからのツモが絶好で、、と引きあっというまに満貫が現実的な手牌に。しかし他者3名もまとまった手牌。たろうプロはドラを雀頭とした1シャンテンです。
さらに次巡を引き、七対子でもイーシャンテンに。ここで打とし、マンズのホンイツにも見える河となりました。
田内プロが切ったをポン。1シャンテンとなります。
この後、しばし全者のツモが効かず膠着状態でしたが田内プロが最初にテンパイ。三色でもドラでもないを引きましたが場況良しと判断、カンのリーチに出ます。
角谷プロ、1シャンテンの状態。ここで現物のを切っても1シャンテンが維持できますが、まだ通っていないのツモ切りとします。親の田内プロの→の切り順。引きでのダマが効くことが理由と考えられます。
金プロがリーチの現物であるをチーすることに成功。は持ち持ちですがなんと高めのがまだ山に2枚。
そして金プロのツモあがり。2000・4000の大きなあがりとなりました!
しっかり打点を見た一打が功を奏した一局でした!