まーすたの教室、実践の対象レベルは?
金「「店舗責任者は、下北沢店はむく大樹(麻将連合認定プロ)、王子店は清田力夫(協会A2リーグ)、三宮店は松浦裕充(協会A2リーグ)とそれぞれ有力プロ、京都、梅田の店長はプロではないですが関西各地で講師をされている人気がある方が担当されています。」
小林「教室で教えている内容は、その時によって違います。まずはいらっしゃった方々のレベル別に卓を分けます。少なくても3卓、多いときは8卓、9卓程の方がいらっしゃるので、卓によってそれぞれの内容を教えます。ですので、麻雀やってみたいけど何もわかりません、という方がいらっしゃっても大丈夫です!ある程度打てる方に対しては、今できることのもう一歩レベルアップした内容の講座も行います。そのために、実力のあるスタッフが講師を務めています。実践は、一応一人で打てる方が限定なのでそれほど卓組を考えたりすることもなく、つつがなくゲームを進行できているか、を見るくらいですね。点数計算のサポート等を時折する程度です。教室も実践も、どのレベルの方がいらっしゃっても対応することができるようになっています。」
金「ノーレートフリーと実践は、実際には大きな差はありません。夜はしっかり打てる若い方が多めにはなりますが。厳密な競技麻雀ではないので、細かく作法を問うこともありません。実際の競技麻雀は厳しいマナーで打っていますが、夜のノーレートフリーではそこまで細かい作法は言及されずに、昼の実践ではさらに和やかなムードで皆さんで麻雀を楽しむ場となっています。お昼の方が緩めでちょっとペースもゆっくり、ですね。」
―ありがとうございます、夜の競技会はそれぞれ優秀な成績を残すとどのようなメリットがあるのでしょうか?
金「下北沢店も王子店もどちらも成績を管理しています。王子店は半年に1回、【こばごーに挑戦!】というイベントをやります。2か月間の成績優秀者を3人集めて、スタジオで解説付きで行います。これが一番の目玉ですね。放送するかは未定ですがDVDにしてプレゼントしています。トータルポイントの優秀者にはRMUのスプリントカップの参加料が無料になる特典もあります。」
小林「下北沢店は最高位戦ルールでやっていて、毎月上位の方は上位リーグに上がる、という形になっており、リーグの昇降級を楽しんでいただく形となっております。そして年に一人發王戦本戦のシードが与えられます。」
まーすたー決定戦が開催!?来年の3月に開催予定!
金「また、最近決まりましたが、年に一回まーすたグループ全体のお客さんとスタッフ全体の大会が開催されることが決まりました、「まーすたー決定戦」ですね!まーすた全体での優勝者を決める仕組みをこれから作っていきます。興味ある方は是非店舗代表を目指して各店舗に遊びに来ていただければなと思います。来年の3月頃開催される予定です。」
―楽しそうですね!私も狙ってみます(笑)
王子店では大規模な貸し切りイベントも
ー今はMリーグが大きく盛り上がっているのですが、今後何かMリーグとの関わりをより増やす、と言ったことはあるのでしょうか。
金「今は下北沢では東風戦と最高位戦ルール、王子はMリーグルールでどのルールが求められてるかを探りながらやっていますが、もしかしたら将来全店Mリーグルールになることもあるかもしれません。また、どのルールになってもMリーガーをゲストに呼ぶ等、関わりを増やしていこうと試みています。また、普段のフリー以外にもMリーガーと関われるイベントを行っていこうと思っています。直近ではひなたんのするしない大会、協会祭等ですね。どちらも14卓満卓の大盛況でした。一日貸し切りでできるというのもまーすた王子店の強みですね。何か大掛かりなイベントを日曜日に開催したい方は是非ご相談下さい!(※まーすた王子店のみ)」
Mリーガーを目指すためにどうするか?
―小林プロはMリーガーになって、これまでと違ったことはありましたか?
小林「前はこの人知ってるかも、くらいの反応の人が多かったのですが、今はもうお客様はほぼ皆さん知ってくださっていて、むしろ居て驚かれるということも増えてきました。牌拭いていたり飲み物を運んでいるととても驚かれますね。RTDで少し増えたなと感じて、Mリーグで更に爆発的に増えました。結果は残念でしたが、来年もチャンスがいただければ結果を残したいですね。ファンイベントなどでも全国各地からファンの方々にいらっしゃって頂きました。このままこのブームを続けていかなければと思います。今度は大阪にイベントで行くのですが人の集まりが良く、すぐに予約で埋まっていました。」
―スリアロでのマースタリーグは毎週木曜に長期で行われていたことが、今の礎になったりはしたのでしょうか。
小林「そうですね。マースタリーグでは色んなルールを楽しむこともできました。私はその場で解説に慣れることもできましたし、あの場で実況、解説を始めてやって今は各団体の主力実況、解説者になっている人もいますね。松嶋さんや安達さんなどなど。」
金「打ち手側での経験は勿論ですが、特に実況解説は勉強するのはもちろんのこと、経験をかなり積まなければなりません。そのための場としてマースタリーグはとても大事な場でした。今はもう対局がたくさん増えてもはや自分が出ている対局のタイムシフトを見るだけでも追いつかないほど対局の放送が増えています。麻雀好きな方がいつでもすぐに映像で楽しめる、凄い時代になってきました。」
―金プロと言えば雀王決定戦の最終日の大逆転が記憶に新しいですね。最終日を迎えた時点で首位の下石戟プロと278.6ポイント差。雀王連覇のためにはこの差を5戦でひっくり返さなければならない。3日目から最終日の間、どのように考えて最終日を迎えたのでしょうか。
金「周りの人もほとんど下石(戟)さんが優勝すると思っていて、皆さんほとんどその前提で話が振られてしまっていたので、冗談で『そうですね、ほぼ決まりですね』と返していたりしました。けれど、いやいや、まだまだわからないよと内心思っていました。可能性はあるぞと。本当にポイントが動くルールだし、皆逆転を目指して打つので。」
小林「いやぁー。下石(戟)さんが勝つと思ってたんだけどなぁー。」
金「そうでしょうそうでしょう(笑)」
―今回連覇できたことで、協会のトッププロとして大きく存在を示せたのではないかと思います。今後に向けても大きな連覇だったと思います。
金「Mリーグ入りを目指すために存在感をアピールする上でもそうですし、駅伝や四神降臨、最強戦、その他様々なタイトル戦への参加権が得られることがとても大きいですね。去年得ることができた権利の中では、最強位は獲得できましたが、その他負けたものに関してはリベンジしたいという思いがとても強かったです。Mリーグもとてつもない舞台で、プロとして当然目指すべき場所です、そういう意味でもどれだけ準備しても足りないと思うので、打ち手としての活躍はどれだけしても足りるものありません。それだけではなくて、打つこと以外でも人としていかに魅力的な人間になるかということも考えています。戦術本を出すことになって書いていたりもするのですが、あらゆる仕事を受けて、どの仕事に対してもちゃんと準備をして、最高のパフォーマンスをする。そのことを強く意識しています。」
―小林プロは、RTDリーグの最終開催となった2018シーズンで予選シーズンからの圧勝で決勝に進み優勝され、よりファンの方々も増えたのではないでしょうか。
小林「本当に大きな優勝でした。今までは自団体のメジャーではないタイトルを取ってきただけでしたので、数々の団体のトップ選手が集まるこの大会で優勝できたこと。また、3年間の通算成績は実は僕が一番良かったこと(※予選トータルで1000ポイント近く!)で、3年間通して結果を出し、そして最後には優勝できた。最近皆Mリーグに注視しすぎてて忘れられているかもしれないですが(笑)今度RTDトーナメントもMリーグのオフシーズンに行われますので、チャンピオンとして恥じない麻雀を打てればと思っています。」
―特に小林プロは3年間、麻将連合の代表として参加し続けたということで、プレッシャーも大きかったと思います。
小林「僕と多井さんはどちらも団体から唯一の出場者ということで、ずっと負けるわけにはいかない、という思いを持ち続けながら戦っていたと思います。もちろん、他の選手もそれぞれの団体を背負って戦っているのですが。それでも3年間あの場に立ち続けられたことは大きな経験にもなりました。RTDが無ければ私がドラフト1位で指名されることなどなかったと思いますので。金さんは雀王と最強位を取ったタイミングがちょっとだけ悪くて。もう1,2か月早ければRTDにも出場出来てドラフトのチャンスもあったのでは、と思いましたね。でも今度は大きなチャンスだと思います。」