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麻将連合の梅村日奈子が優勝!プレーオフ1stからギリギリの戦いをくぐり抜け、決勝で花開く!/ 麻雀ウォッチ シンデレラリーグ2020 決勝

麻将連合の梅村日奈子が優勝!プレーオフ1stからギリギリの戦いをくぐり抜け、決勝で花開く!/ 麻雀ウォッチ シンデレラリーグ2020 決勝

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麻雀スリアロチャンネルの本格女流リーグ戦「麻雀ウォッチ シンデレラリーグ2020」の決勝が7月3日(金)に開催された。熾烈な決勝戦を制してシンデレラの栄冠に輝いたのは麻将連合所属の梅村日奈子となった。

▼放送URL
麻雀ウォッチ シンデレラリーグ2020
決勝

 

【対局者】(写真左から)

与那城葵(最高位戦日本プロ麻雀協会)
都美(日本プロ麻雀協会)
梅村日奈子(麻将連合)
塚田美紀(最高位戦日本プロ麻雀協会)

半荘4回戦を行い、トータルスコアトップ者が優勝となる。

1回戦は東3局にタンヤオドラ3で仕掛けた梅村が塚田からのアガリを決めて一歩リード。その後は流局が多く痺れる展開のままオーラスを迎えた。

東3局 梅村の8000

満貫条件の都美が赤赤の平和リーチ。跳満ツモでトップとなる4着目の与那城も高めツモ条件のフリテンリーチに辿り着くも都美のアガリとなり都美が逆転トップ。梅村は2着で初戦を終えた。

南4局 都美の8000
第1試合の結果

2回戦は1回戦でオーラス逆転トップを手にした都美が親番で思い切ったチンイツ移行。見事に3面張のダマテンに辿り着き塚田から18000のアガリを決めた。

東1局 都美の18000

その後も都美が連荘を重ね、このまま連勝かと思われたが東4局1本場の親番を迎えた梅村が塚田の先制リーチに対して同じ待ちで追いかけリーチ。ツモアガリを決めて6000オールで一気にトップ目に浮上した。

東4局1本場 梅村の6000オール

南1局3本場の都美の親番で満貫ツモの加点に成功した梅村は、オーラスの親番でも仕掛けて4000オールのアガリを決め、60000点オーバーの大きなトップを手にした。

南4局1本場 梅村の4000オール
2回戦終了時点の結果

3回戦は東1局の親番で塚田が驚異の連荘。6000オール2回、4000オール一回など5本場まで連荘して大きく素点を稼いだ。

東1-2 塚田の6000オール
東1-4 塚田の6000オール

東3局7本場では梅村が難しい選択を見事高め三色のタンヤオ・平和・赤赤のリーチに辿り着き高めの倍満ツモを決めて2着目に浮上した。

東3局7本場 梅村の4000・8000

しかし東4局、南1局で都美が連続で梅村から8000のアガリを決めて都美が2着目、梅村が4着目に。最終的にそのままの並びで3回戦が終わり、塚田が大きなトップで優勝の芽を残した最終戦を迎えることとなった。

南1局 都美の8000
3回戦終了時点のトータル

最終戦を首位で迎えたのは都美。しかし梅村、塚田はトップをとればそれぞれ都美が3着であれば逆転、2着でも多少の素点差を逆転すれば優勝の可能性がある最終戦となった。与那城は3者から大きく離され、苦しい最終戦となった。

東1局は都美がをポンしてホンイツの待ちの8000点の聴牌アガれば大きく優勝に繋がりそうな場面。しかし与那城が追いついてリーチ、一発ツモの2000・4000で意地を見せる。

東1局 都美の聴牌
東1局 与那城の2000・4000

東2局は塚田が先制リーチをツモって2000オール、トップ目まであと僅かまで迫る。

東2局 塚田の2000オール

東2局1本場都美と与那城の2軒リーチ。梅村が勝負に出たが都美への8000の放銃となった。

東2局1本場 都美の8000

しかしその後は与那城が都美からのダマテンでの跳満のアガリ。ここで今季のシンデレラリーグ初めての放銃となった。その後も塚田からの7700など更にアガリを重ねて与那城がリードを広げて南入となった。

東3局与那城の12000
東4局 与那城の7700

南1局3本場は梅村のリーチに追いかけた与那城が満貫ツモとなったが南2局では塚田が与那城から7700のアガリを決めた。

南1局3本場 与那城の2000・4000
南2局 塚田の7700

しかしその後親番がなくなった梅村だったが13002600をアガった後、南3局でリーチ・ツモ・タンヤオ・三暗刻・赤・ドラの3000・6000でこの半荘2着目、トータル優勝ポジションに浮上してオーラスを迎えた。

南3局 梅村の3000・6000
南4局時点の点棒状況

オーラス迎えた段階で優勝ポジションは梅村。塚田は梅村をまくって2着目になる満貫ツモ、5200の直撃条件、都美は梅村、塚田から跳満の直撃、あるいは跳満ツモが優勝条件のオーラスとなった。

一番最初に聴牌を入れたのは梅村、平和ドラドラの待ちとなった。しかし塚田、親の与那城も聴牌してリーチ。都美は安全牌だらけの手牌だったが与那城の待ちのを打ち、与那城のアガリによる試合続行を選択した。

南4局 梅村の聴牌
南4局 塚田のリーチ
南4局 与那城のリーチ
南4局 都美の差し込み
南4局 与那城の3900
南4局1本場の点棒状況

次局の一本場、都美の条件が倍満ツモ条件(リーチ棒が出れば跳満ツモ条件復活)と一歩厳しくなった。都美はチンイツに向けて手を進めたが、梅村が平和ドラ3の聴牌。与那城の手から放たれ梅村が最後のアガリを決め、優勝を手にした。

南4局1本場 梅村の8000
最終結果

対局終了後、各者は以下のようにコメントした。

与那城「とても悔しいですが、去年よりは最後まで諦めないで打てたなと思います。去年の決勝よりも成長できたなと思えたので、もっと成長してまたこの場所に戻ってきたいです」

塚田「あと一歩の所だったのでとても悔しいです。最後までしっかり戦えたのですが、今は悔しい気持ちでいっぱいです。石橋嫁と呼ばれることが多いのですが、しっかりと塚田美紀という名前を覚えて頂ければ嬉しいです。今後も頑張ります」

都美「たくさんの方に応援して頂いたので優勝できず悔しいです、また機会があれば頑張ります」

梅村「ずっと苦しい戦いを通して決勝まで勝ち上がって、決めるときに決めていかなきゃと思ったので3半荘目で倍満アガった後もしっかり攻めましたが、ことごとく放銃にまわってしまいました、4回戦目はしっかり落ち着いて出来ることを全て出し切れたと思います。応援して下さった方々、麻将連合の先輩方、練習に付き合ってくれた後輩の皆様本当にありがとうございます!」

優勝者の梅村日奈子プロのインタビューはまた後日記事化致します!お楽しみに!

写真



公式HPでは和了率等のデータベースも!

出場者

【本戦出場者】
■シード枠
梅村日奈子(麻将連合)
篠原冴美(日本プロ麻雀協会)
涼宮麻由(日本プロ麻雀協会)
田渕百恵(最高位戦日本プロ麻雀協会)
塚田美紀(最高位戦日本プロ麻雀協会)
都美(日本プロ麻雀協会)
中山百合子(日本プロ麻雀協会)
夏目智依(RMU)
丸山奏子(最高位戦日本プロ麻雀協会)
山本ひかる(RMU)
柚花ゆうり(日本プロ麻雀協会)
与那城葵(最高位戦日本プロ麻雀協会)

■出場権争奪戦勝ち上がり者
水谷葵(日本プロ麻雀協会)
松井夢実(最高位戦日本プロ麻雀協会)
山田佳帆(最高位戦日本プロ麻雀協会)
相川まりえ(最高位戦日本プロ麻雀協会)

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この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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