株式会社書泉が大日本印刷(DNP)の「Re文庫」プロジェクトとのコラボをスタート。
第1弾として、双葉社の高等麻雀戦術書「Aクラス麻雀」の復刊販売を発表した。
双葉社 担当 中阪さん コメント
この度は復刊企画に選書して頂き、誠に有難うございます。
麻雀に没頭し、ただ強くなることを願った学生時代。本書に出会い、麻雀のより深さを知りました。デジタル戦術が全盛の令和の麻雀界でも、阿左田哲也先生の戦術は、読み手を一段上の打ち手にしてくれる、麻雀好き必携の一冊です。ひとりでも多くの方々に本書が届くことを願います。
週刊大衆編集部 中阪健一
企画起案者 書泉ブックタワー 中薗さん コメント
麻雀の打ち方は、その人の生き様を映すのだな、と思わされた一冊。
『麻雀放浪記』が、ただの博打と見なされていた麻雀を文学の域へと高めた名著であるなら、『Aクラス麻雀』は、麻雀を文化として語り継ぐにふさわしい名著といえる。
一見するとエッセイのような、技術書のようでありながら、本質的には「勝負事に向き合う姿勢」や「勝負師としての生き方」にまで踏み込んだ、普遍的な思想書です。私は長年、この本を売り場で紹介してきましたが、しばらく現場を離れている間に品切れ・重版未定に。愕然としていたところ「Re文庫」で復刊の機会をいただき、このたび改めて企画に携わることができました。
阿佐田哲也先生の言葉を再び皆さまにお届けできる――
その喜びに、今はただ打ち震えております。
大日本印刷 担当 山田さん コメント
「もう一度あの本を読者に届けたい!」、書店員の目利きの力で、名作を再び流通させたいという想いでスタートした「Re文庫」。この度は「書泉と、10冊」とご一緒できて光栄です。
選ばれたタイトルは双葉社様の『Aクラス麻雀』阿佐田 哲也 (著)ということで、書泉様のセンスと熱意があふれる選書に感嘆しています。本書は雀聖と呼ばれた著者独自の理論や洞察を、36年の時を経て味わうことができる貴重な1冊です。ぜひ、多くの方に手に取っていただきたいです!
書籍概要
『Aクラス麻雀』
著者:阿佐田 哲也
販売価格:1,540円(税込)※本体価格1,400円+140円(消費税)
ISBN:978-4-575-79240-9
判型:A6判 ページ数:320頁
単行本初版:1984年10月
文庫版初版:1989年10月
刷数:33刷
総発行部数:約17万部
【概要】
麻雀の勝者と敗者とはどこが違うのか--麻雀は性格が極端に反映するゲームであるん。勝負に合ってる性格と合わない性格がある(本文より)。--麻雀にはかくも明快なセオリーが存在する。雀聖・阿佐田哲也の全技術を公開した高等戦術書!!
【目次】
基本的な十章
手作りの為の十章
攻めの十章
守りの十章
読みの十章
麻雀とは何であるか
予約開始日:2025年9月19日(金)
書泉グランデ/書泉ブックタワー/芳林堂書店高田馬場店
予約〆切日:2025年10月20日(月)
商品お届け予定日、店頭発売日:2025年11月中旬ごろを予定
Re文庫とは
“まだ売れる”と目利きした本を、書店員の力でもういちど市場に流通させる。
書店自らが“作る”商品として、協力出版社の品切重版未定商品の中から書店員が選んだ「売りたい本」を、限定商品として販売します。DNPが2025年5月から展開する取り組みです。限定商品は「Re文庫」と名付け、“オリジナルブランド”として展開します。
書店員の「この本を読者へ届けたい」という想いを「Re文庫」に込めて、特別な読書体験をお届けできればと願って生まれた企画です。
会社概要
株式会社 双葉社
1948年5月に設立の出版社。「週刊大衆」「Weekly漫画アクション」などの雑誌や現在は書籍、文庫、漫画と幅広いジャンルをカバーする総合出版社。
マルチメディア時代に対応し、新たなチャレンジを重ねている。
大日本印刷株式会社
大日本印刷(DNP)は、出版印刷・商業印刷のほか、ICカード、マーケティング支援、包装、産業資材、電子部材などの幅広い事業を展開する世界最大規模の総合印刷会社。独自の「P&I」(印刷と情報:Printing & Information)の強みを掛け合わせ、社外の多くのパートナーとの連携を深めて、社会課題を解決するとともに、人々の期待に応える「新しい価値」を創出する。
出版事業においては、出版業界の課題の解決に向けて、新たな本の「つくり方」や「届け方」を提供する“未来の出版流通プラットフォーム”の構築に取り組んでいる。
株式会社書泉
「書泉」「芳林堂書店」の2つの屋号の書店を展開。「鉄道」「アイドル」「プロレス」をはじめ「数学」「占い」など様々なジャンルの本・雑貨を深く扱っています。著書にまつわるイベントも多数実施。