- 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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第1章 1
麻雀を打っていて勝ちたいと思わない人はいませんが、強くなりたいと思っている人は案外多くなく、実行している人となればむしろ少数派です。自主的ではなく、友人から誘われて何となく麻雀を覚えた人なら尚更です。
だからこそ、正しい方法で正しい戦術を学べば、少なくとも仲間内のセットなら勝ち組になることは難しくありません。本書にある通り、勝ちたいならまず収支をつけて、自分がいかに負けているかを自覚することが大事です。負けが大きければ大きいほど、それだけ強くなれる余地が大きいと思えば、戦術を学ぶうえでの励みにもなります。
第1章 2
麻雀初心者の方には、「リャンメンに受けられるケースを見落としてしまう」方が結構いらっしゃいます。+雀頭からを切らずにを切ってしまうというように、メンツが組合わさるとその手のミスが増える傾向にあります。「リャンメンで待てるようになる」ことは基礎として特に重要です。
「リャンメン信仰」が未だに根強いのは、初心者が強くなるうえでの過程でリャンメンを意識できるようになることが重要だからというのも理由として挙げられそうです。実際ネット麻雀のデータでも、成績下位者と上位者の比較であれば上位者ほどリャンメン率が高い傾向にありますが、上位者間の比較であれば上位者ほどリーチ率そのものが高い(リャンメンにこだわらずにリーチしている)という傾向があります。
定期的に卓を囲む程度に麻雀歴が長いのであれば、「リャンメンで待つ」ことは出来るようになっているはずなので、むしろリャンメンにこだわらずにリーチを打つ頻度を増やすことをお勧めします。私自身、何となく打っていた頃から勝てるようになった最大の理由が、『科学する麻雀』で示されているように先制悪形リーチの頻度を増やしたことでした。
第1章 3
麻雀格言には根拠の無い誤ったものだけでなく、「間違っていないが、勝つためには役に立たない」ものが多々あります。そういった格言を知識として覚えただけで強くなった気になると、肝心な技術を身につけることが疎かになってしまう恐れがあります。
昨今の麻雀研究に基づいた戦術本に書かれている麻雀格言であっても、使いどころを間違えれば同じことです。「どんな手牌、局面でどうするのがよいか」という使いどころについても必ず言及があるはずなので、格言そのものではなく、戦術書に書かれた内容に目を通すよう心がけましょう。
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