- 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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第1章 4
「学ぶは真似ぶ」とも言います。実力があるだけでなく、戦術の言語化能力に長けている打ち手が身近に居るのであればその人の真似をしてみるのが上達の近道です。
しかし、実際にそこまで対人関係に恵まれている人はなかなか居ないと思います。誤った戦術、あるいは誤ってないとしても、使いどころを誤るとかえって損しがちな戦術を鵜呑みにしてしまうのであれば、独学で勝つ方法を考えた方がまだマシです。麻雀は才能やセンスが必要と言われることもありますが、そうとしか言い様がない程度に、麻雀を学ぶための環境が整備されていなかったというのが実態ではなかったでしょうか。
今では以前よりは学習環境が整った時代になったと言えますが、それでも知識をひたすら身に付けて強くなった気になってしまうのは危険です。知識がない人が実際に格下だとしても、運次第で簡単に負けるのが麻雀です。他人の運の良さ、自分の運の悪さにイライラしていると、そちらにばかり気を取られてしまい、運が悪いなりにもっとマシな選択が出来ていたことを見落としがちになります。
第1章 5
私は元から周りの人に比べれば記憶力が悪い方でしたが、最近はついに、他人のアガリどころか、さっき打った局の自分のアガリすら忘れてしまうことが増えました。
しかし、数年前より実力が衰えたかと言われれば、元から大したことが無いというのもありますがそうとは思いません。麻雀は、「今この手牌と局面で、何を切るのがよいか」さえ分かれば、過去の情報を憶えておく必要はほとんどありません(精々手出しツモ切り程度)。過去の結果にとらわれて正着が打てなくなるというのもよくある話なので、むしろ憶えていない方がいいまであるかもしれません。
記憶力が高い人ほど強い傾向にあるのは確かだと思います。しかし、その記憶力が、役に立たない知識や、自分の運の悪さ、他人のミスプレイに使われてしまうのであればかえって損するだけです。「勝つために今自分ができること」に興味を集中させ、そのことに一生懸命になりたいものです。
第1章 6
学生時代某雀荘でセットをした時は、牌の裏の色が薄くなっているものが4枚あり、4枚とも白だったことがありました。しかも、全自動卓なので牌を2種類使うのですが、赤色の牌も黄色の牌もそれぞれ同じように白だけ色が薄くなっていました。
色の識別が苦手な店員の方が誤って入れてしまったのか、それとも麻雀漫画「天牌」第1巻で出てきた白ガン牌(白が積まれている山だけ微妙に高さが違うらしい)の再現なのか。謎は深まるばかりです。
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