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ネマタの麻雀クイズ王 第31回

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麻雀漫画『スーパーヅガン』 主人公の豊臣君達が通う大学の名前は?

①御徒町大学②吉祥寺大学③高円寺大学④下北沢大学

片山まさゆき先生の名作麻雀漫画『スーパーヅガン』より出題。正解は「下北沢大学」。明治大学の学生だった片山先生が、京王井の頭線で明大前駅から3駅先の下北沢駅に住んでいたことから架空の大学として登場することになりました。下北沢駅から更に2駅先が駒場東大前駅。そんなわけで私も学生時代はよく下北沢で遊んでいました。もし下北沢大学が実在したら、学生同士麻雀を通じて交流を深めたかったですね。

ちなみに「吉祥寺」「高円寺」は、片山先生が経営する雀荘「ミスチョイス」の所在地。同じ都内の漢字三文字の地名ということもあり、ミスチョイス狙いで選択肢に挟んだのでありました。

『スーパーヅガン』のタイトルの意味は「つかん」=「ツキ(運)がない」を大げさにした表現。麻雀漫画の主人公と言えばとてつもない豪運の持ち主というのが相場ですが、豊臣君は麻雀でも実生活でもとことんツキがない。主人公がひたすら麻雀に負け続けるという現在でも極めて異色の作品。それもあってか連載当初は全くの不人気でしたが、闘牌シーンの面白さもあって『近代麻雀オリジナル』の看板漫画にまで成長。片山先生の才気と麻雀への愛が存分に発揮された作品でした。

ギャグ漫画なので、『役満の三家和』のような現実にはまず有り得ないシーンも登場しますが、作中で豊臣君の身にふりかかる理不尽な放銃の多くは、先生本人が実際に体験したもの。長年麻雀を嗜んでいれば誰しもが経験する、「ついてない時の麻雀あるある」に共感を覚えた読者も多かったのではないでしょうか。

主人公が大学生というのも、当時としてはかなり珍しい作品。趣味が多様化した時代とはいえ、学生の遊びと言えば、昔も今もやっぱり麻雀。学生の日常を描きながら、時折マニアも唸らせるような本格的な闘牌が出てくる日常系麻雀漫画。片山作品の二番煎じになりがちかもしれませんが、そんな麻雀漫画がまた読みたいと思う今日この頃でありました。

麻雀クイズ王第32回

 牌Aを切るとm門張、牌Bを切るとn門張聴牌(m>n)。”n"の最大値はいくつでしょう?

 

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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