麻雀クイズ王第32回 #クイズ
— ネマタ (@nemata1632) August 8, 2020
打Aでm門張、打Bでn門張テンパイ(m>n)になる手牌があります。’n’の最大値はいくつ?
牌Aを切るとm門張、牌Bを切るとn門張聴牌(m>n)。”n"の最大値はいくつでしょう?
(和了している牌姿は含めないものとして)mの最大値であれば純正九蓮聴牌の9(国士十三門張は待ち選択ができない)ですが、もちろんこれでは麻雀クイズになりません。求めるのはnの最大値。問題を言い換えると、「待ちの種類が二番目に多くなるような打牌を選んだ時に最大で待ちは何種類になるか。」ということです。
前回紹介した片山まさゆき先生の麻雀漫画『スーパーヅガン』では、の形から豊臣君が打とするシーンが登場します。一見の形が残る打での四門張に受けそうになりますが、打ならの五門張で一種多くなるのです。
この牌姿からノータイムでを選べる豊臣君の麻雀の腕は確かなものですが、天下一ツキの無い豊臣君。次巡引いてくるのは打としていれば和了っていた。そのままツモ切って他家に振り込み、「ヅガーン!」と己の不運を嘆くのでありました。
このエピソードが印象に残っていたので、私はてっきりnの最大値は4だと思い込んでました。しかし、改めて考え直してみると、この形を発展させて更に待ちを広くすることができることに気付きました。
一例は。を切るとの六門張。を切るとの五門張。更に言えばを切るとの四門張になります。
このように、切った時に最も広い待ちになるような牌のスジを切ることで、待ちが1種だけ少なくなるような牌姿が題意を満たすと考えられます。それでは、m≧7の場合に、n≧6になることが有り得るかを考えてみましょう。
m=9は マンズが全て和了になる形ですから、マンズを切って聴牌したとしてもマンズ以外の単騎待ちにしかなりません。
m=8でマンズが全て和了になる形はm=9と同じ。他の例として(打で八門張)がありますが、二番目に広くなるのは打か打で待ちにしかなりません。
m=7の場合、待ちにならない牌が2種あるということは、その2種がスジになっていて、一方を切ると七門張、もう一方を切ると待ちが1種減って六門張になる可能性も理論上有り得ます。
探してみた結果、という牌姿に辿り着きました。打ならの七門張。打ならの六門張となります。よって今回の正解は、「n=6」でした。
門前清一色関連の題材は麻雀クイズの宝庫。実は私はかなり苦手な部類ですが、これを機会に研究を深めていきたいですね。
麻雀クイズ王第33回
麻雀用語で、和了も放銃もしていない人のことを何と言うでしょう?
①アジ②イカ③ウニ④エビ