こんばんは、まろちょふです。
今回は5/24(水)に麻雀スリアロチャンネル で放送された第5回全国麻雀選手権プロ選抜部門D卓2回戦オーラスでの多井隆晴プロの鳴き判断を紹介します。
対局者は多井隆晴プロ、小林剛プロ、近藤誠一プロ、愛内よしえプロの4名です。
当対局は、【Maru-Jan】で開催されている全国麻雀選手権のプロ選抜部門枠の対局です。
ルールは25000点持ち30000点返し、順位ウマが10-20となります。各5に赤牌が1枚ずつ入っており、ドラ扱いです。飛びもあります。
1回戦は下記結果となり、近藤プロが優位な状況に。
多井プロは優勝の為には近藤プロとのトップ-3着で16300差、トップ-ラスで6300差 以上をつける必要があります。
場面は2回戦南4局、4本場。多井プロの親番、ドラはです。
逆転の為の条件は、1000オールのツモ、もしくは2900以上の近藤プロからの直撃。小林プロ、愛内プロからは5800以上のあがりが必要になります。
一人テンパイでは本場が得られないため、逆転ができません。あがりが必須な場面です。
配牌はこちら。
ドラを引き、ツモか直撃ならばOKとなりました。ここはを切り受け入れを最優先とします。
あがれば優勝な近藤プロ。が対子ですが少々厳しい配牌です。
と引き、タンヤオ変化も見据えての対子落としとします。
を引き近藤プロもタンヤオを見据えて切り。が出にくい状況であることも加味した判断と言えるでしょう。
と引き、タンヤオにほぼ狙いを定めました。
近藤プロもをチーして打。タンヤオで手を進めます。
愛内プロのを多井プロがチー。手牌で唯一の三面張部分ですが、仕掛けて前に出ます。
自力でを引き入れテンパイに。打のシャンポン待ちか打のカン待ちかの選択でしたが、ここはシャンポン待ちに取ります。
近藤プロもカンでテンパイ。
どちらも山に2枚の待ち。互角のめくりあいとなりました。
結果は近藤プロがを掴み、これを勝負、多井プロのあがりとなり、逆転に成功しました!
多井プロはこの場面を振り返り、「最終局で、誠一さんが鳴いている以上、猶予はないと感じた。この258pは三面張だがピンズはどうせ重くなるだろうと考えて、早めに聴牌に近づけたいと考えた。仕掛けるとツモ直条件となるが、小林プロと愛内プロの守備力は信頼しているので、特に問題にはならないと考えていた。」
見事な判断であがりをものに、逆転を手にしました!