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ネマタの戦術本レビュー第351回「麻雀 定石「何切る」301選  著:G・ウザク・福地誠 その24」

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 Q208~210

 Q208は打としてを引いた場合、一通目が残るとはいえくっつき1シャンテンとしては弱く、カンリーチの方がよいとみて1シャンテンには取ります。Q209は「メンツ候補は奇数枚に受ける」と考えても結構です。Q210は1シャンテンとしてみると雀頭でがメンツ候補2組。もちろんの方が悪形メンツ候補以上に価値が高いのでシャンテン戻しとしますが、同じシャンテン戻しでも雀頭を崩す打よりは、メンツ候補を崩す打の方が有利です。

 「ネッシーは巨大なナマズの見間違い」「ネッシーは手品」「未確認の生物がいたとしても、それはネッシーではないでしょうね。」

 Q211〜213

 チートイツよりは良形でテンパイする方がよいとはいえ、Q212は一見打とするのもありそうです。しかし今回はドラが出ていく受けが多い分打に劣ります。Q213は打としてツモなら打とします。引きのテンパイは逃しますが代わりにチートイツドラドラになる受け入れに加えドラへのくっつき変化もあります。先にを切るとシャボになった時も若干出アガリしやすいです。

 麻雀のイメージが人によっては悪いことは否めませんが、それでも書いた方がよいと考えます。麻雀が趣味の人にとって、履歴書に趣味:麻雀と書くことで落とされる職場に勤めることが幸せだとはとても思えないからです。

 Q214〜216

 チートイツテンパイになった時に強い待ちを残すのも、「よりよい受け入れ優先」の一環です。メンツが出来たところでメンツ手本線にならない手はチートイツの受けを優先します。Q216はメンツ手にした時だけタンヤオがつき、赤2枚あるのでチートイツにしなくても鳴いてもまずまず打点が見込めるというのがポイント。メンツ手としてはシャンテン戻しになるうえに悪形残りなので、鳴くとクイタンのみになる手であればチートイツに決め打つことも結構ありそうです。

 将棋棋士には基本給がありますが、麻雀プロはそういうわけではないので、麻雀で生計を立てていてプロと呼ばれる活動をしている人は居ても、麻雀プロ自体は職業だとは考えません。

 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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