友添敏之は実業家でありながらも麻雀プロという、異色の経歴を持つ数少ないプロの一人である。麻雀に対しての努力を惜しまず、勉強会などにも参加をしているからこそ、周囲から認められる友添なのだ。本記事ではそんな友添の打ち方や対局の様子、SNSでの評判などを詳しく紹介し、魅力に迫っていく。
目次
友添敏之の基本情報・プロフィールデータ
名前 | 友添敏之(ともぞえとしゆき) |
生年月日 | 1978年5月11日 |
職業 | プロ雀士、㈱友添商店 代表取締役 |
出身地 | 神奈川県横浜市 |
血液型 | B型 |
趣味・特技 | トライアスロン |
本人公式SNS | |
所属団体 | 最高位戦日本プロ麻雀協会 |
プロ入会年 | 2013年 |
主なタイトル | 第38期新人王 |
友添はタイトルをそれほど多く獲得していない。しかし放送対局はこれまで数多く経験してきており、EX風林火山新メンバーオーディションに参加して優勝は惜しくも逃したが、決勝まで進出したという結果を残しているからこそ、本業だけではなく麻雀ともしっかりと向き合っていることが分かる。そして雀荘を経営しているからこそ、身近で麻雀に触れ合う機会が多いと言えるだろう。他のプロがあまり経験出来ない環境に居ることが、友添の強みでもあるのだ。
経歴
1978年:神奈川県横浜市で生まれる
2005年:麻雀Potti開業
2012年:居酒屋ここでのめ開業
2013年:最高位戦日本プロ麻雀協会に入会
2013年:第38期新人王獲得
2016年:マールカフェ開業
2018年:崇仁茶屋開業
2021年:マールデリ開業
経営している店舗
友添敏之は大学卒業後、就職して社長を目指したが、その会社では社長になるまでの道のりが長すぎると判断して脱サラを決意。2005年に京都河原町に麻雀店「Potti」を開業。その後、別の業種に挑戦していきたい気持ちから、居酒屋「ここでのめ」を2012年に開業。その翌年に最高位戦に所属し、新人王に輝いた。
その後も友添商店として更なる業種の店舗経営にチャレンジを続け、2016年には「マールカフェ」、2018年には「崇仁茶屋」更に2021年には「マールデリ」と次々に店舗を開業。2030年までに全20店舗の出店を目指しているようだ。
友添敏之の打ち方や雀風
麻雀は毎回同じような環境や状況などはなく、やってみなければ分からない。それは対局者のスタイルだったり、自分の運や相手の運、当日のコンディションなど様々だ。そんな中で友添は自らの感覚を頼りにして、スピーディに最適解を探し求める。自身でも対局者同士の関係を読み取って戦い抜く方法には自信があるとも語っている。
友添敏之の対局時の様子
EX風林火山新メンバーオーディション準決勝3日目 第9試合 2021年7月15日
第9試合友添の対局者は長村大、坂本大志、小沼翔。東1局に3軒リーチとなるも友添は3200を上がり親番を迎える。東2局にはツモ・中・ドラ2・赤ドラ2の6000オールをアガると、東3局には坂本が4000オールで追いかける。そこからは上がり合戦となり、南3局で3着目の坂本が4000オールをアガると、南4局2本場で小沼が6000オールを上がり、1100差まで迫られることに。しかし、最後は友添が混一色の仕掛けをして、しっかり上がったことでトップのまま終了となった。
本田朋広が大きな連勝で3位に浮上!友添敏之も連勝で首位をキープ/EX風林火山新メンバーオーディション準決勝3日目結果
EX風林火山新メンバーオーディション準決勝2日目 第7試合 2021年7月13日
第7試合友添の対局相手は平良将太、松ヶ瀬隆弥、坂本大志。東1局に友添は混一色、混老頭、トイトイ、發、中の倍満を坂本からアガる。そして迎えた親番の東2局にも4000オールを上がり加点をしていく。東場を終えた時点で友添の得点は60000を超えていた。南場は大きな点差から友添を除いての2着争いが展開され、平良が細かい上がりを重ねることで2着を獲得。友添はダントツのトップで、終了時には70700という得点を保持していた。
友添敏之が全連対で一歩抜け出す!小沼翔も連続2着で粘り3位に浮上/EX風林火山新メンバーオーディション準決勝2日目結果
EX風林火山新メンバーオーディション準決勝1日目 第1試合 2021年7月12日
第1試合友添の対局相手は、平良将太、松ヶ瀬隆弥、小沼翔。親の平良が2600オールのアガリを決めると、東2局には親の松ヶ瀬がダブ東・ホンイツ・トイトイの6000オールでトップになる。しかし、東4局に親番を迎えた友添が怒涛の連荘をする。7700、2600オール、12000、1500と立て続けに上がったことで、大きく抜け出した。南場を迎えても友添は崩れることなく、トップを維持したままオーラスを迎え、そのままトップでの終了となった。
友添敏之、松ヶ瀬隆弥がポイントを伸ばし上位進出!/EX風林火山新メンバーオーディション準決勝1日目結果
SNSでの評価・評判
麻雀プロとしても実業家としても活躍している友添は、SNS上でも様々な評価を受けているようだ。それは麻雀の強さだったり、実業家としての経営手腕など、多方面から注目されていることが分かる。
12月28日☆No.58☆
— 河野 直也 (@corn708) December 28, 2017
勉強家
日々進化する
アフロマン!
〜58人目は最高位戦の友添敏之プロ!とにかく麻雀で分からないことがあればすぐ聞いたり、取り入れた技術はしっかり新しい引き出しにしたり、勉強熱心で強い打ち手!いつかアフロじゃない友添さんが見れますように〜
友添のトレードマークのアフロについても面白おかしくイジられているが、麻雀に対する努力を怠らない姿勢も評価されているようだ。
日本一ファンキーな麻雀プロ、最高位戦日本プロ麻雀協会の友添敏之プロにフォローしていただいた。アベマの麻雀駅伝で見てファンになった。麻雀も素晴らしいが、まぁ、そのトークの上手いこと。もっと露出してほしい。 pic.twitter.com/GLbSvmSHtw
— 尾上龍太郎【モッちゃん電子書籍発売中】 (@onoryo1968) March 18, 2020
麻雀だけではなく、トークも上手いということで評価を受けている。
風林火山オーディション、森下剛任プロ、友添敏之プロ、吉田光太プロ、鈴木優プロ、本田朋広プロなどフリー雀荘経営で成功している人たちが、ドラフト指名権を獲得し、Mリーガーになったら、経営権を「放棄」してあの舞台で戦いたいと思うぐらい、Mリーグの舞台は競技麻雀プロにとって特別なもの。
— トムトム1124 (@1124tomtom) June 22, 2021
Mリーガーになれるなら経営権を放棄してでも、と思えるほどMリーグに魅力を感じることが伝わる。
友添敏之のニュース・こぼれ話
京都をおもろくしたい-数々のプロジェクトを立ち上げる
友添は麻雀プロでもあり、実業家でもある。麻雀店、居酒屋、カフェ、茶屋の運営と幅広く事業を展開しているから注目されている。そして、経営を通して自己顕示欲を満たすことから、集まる人への恩返しを考えるようになる。自分を育て支えてくれた「京都をおもろくしたい」という気持ちから、現在でも数々のプロジェクトを立ち上げるなど、精力的な活動を行なっている。