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もっと勝つための現代麻雀技術論 第153回 「実戦問題3」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第153回 「実戦問題3」

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前回の解答、解説

 問題はこちら

 問1 打

 2面子の1シャンテンですが、トイツよりはくっつきでタンヤオがつくを残すべきですね。

 「手役のつかない悪形面子候補より、手役がつく浮き牌」。今回はオーラスラス目なのでなおさら打点が必要ですが、東1局であっても打点をみてを切るべきですし、オーラスアガリトップであっても、クイタンで鳴きがきく方があがりやすいのでやはり切り。

 を切らないのは放銃だけ避ければよい局面くらいですね。「1翻縛りを解消するための手役」は、手牌が低打点の時も高打点の時も、持ち点が不足してる時も十分ある時でも重要です。

 問2 打

 2面子の1シャンテン。今回は役牌のがトイツでありますが、3トイツのうえともに1枚切れなので、打としてシャンテン戻しをする手もありそうです。

 しかし、今回は打とするとツモで、打としていた場合は残る567三色を逃してしまいます。雀頭が振り替わった時の手役変化は見落としやすいので注意したいですね。

 よってシャンテン戻しをするなら、「浮かせうち」の打

 しかしは受けがかぶっているうえに、を切ってツモも567三色は残る。

 打としてツモは手広いくっつき1シャンテンになるのでテンパイを逃しても悪くないですが、ツモの良形変化を残すくらいならツモでテンパイする受けを残す方がよいとみて打とします。

 「手変わりは最大限にみる」がセオリーですが、シャンテン数を維持することでシャンテン戻しをした場合には残らない手変わりができる場合には注意が必要です。

今回の問題

 問1 東1局 南家

 ドラ

東家 30000
捨て牌 

南家 30000
捨て牌 

西家 30000
捨て牌 

北家 30000
捨て牌 

 問2 南2局1本場 南家

 ドラ

東家 27600
捨て牌 

南家 24000
捨て牌 

西家 14700
捨て牌 

北家 33700
捨て牌 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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