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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第163回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第163回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第六節二回戦A卓

▼対局者
多井隆晴
小林剛
木原浩一
石橋伸洋

牌譜はこちら

 163-1-min

 前回倍満親かぶりで逆転された多井プロが倍満をツモり返し。

163-2-min

 大量にリードして2着目の親は流したいというのもあってかダマ。確かにリーチして残り1枚のドラ表示牌が出る可能性は低く、ドラ引きでリャンメンリーチを打つ選択もありますが個人的にはこの程度なら追加点重視のリーチを打ちそうです。

163-3-min

 こちらも高め狙いのダマはありますがどちらかと言えばリーチに分がありそうに見えます。高め出アガリで飛ばせる他家がいるなら、は見逃すつもりでダマにするのもありそうです。

163-4-min

 再逆転がかかった南場の親番。片アガリが残るとはいえ鳴いても打点が下がりにくいなら流石に鳴くところ。

163-5-min

 下家からリーチ。アガリにはあまりに遠いので流石に一旦は引きますが…

163-6-min

 一般的に連荘の価値はそれほど大きくないといっても、ラス前で振っても振らずに局が流れても着順に大差なさそうな親となれば別。少しでもトップ率を上げるべく何としてでも連荘したいところ。終盤で形テンがみえる形になれば形テンを目指してリーチに押すことも有り得ます。

163-7-min

 が通って形テンに取れました。

163-8-min

 形テンに取っても流局を待つ以外にやることが残されています。上家のをチーして先程通した切り。次のツモが南家のアガリ牌であるなら、自分で振るよりはツモられた方がよいですし…

163-9-min

 ハイテイが自分に回って来たので、もしハイテイ牌がなら逆転トップ。結果的には2着のまま終わりましたが、着順落ちのリスクが薄いなら、着順が上がる確率を少しでも上げる為に出来ることが無いかと考えることの必要性を感じられる一局でした。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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