ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
- 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
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第六節二回戦A卓
ドラツモでテンパイするように打
と思ったのですが、打
としてツモ
なら、単騎の仮テンには取らずに打
とすることで、
メンピン純チャンイーペーコー。どちらにくっついても高め跳満まであるくっつき1シャンテンになります。「テンパイに取ってそのままアガっても低打点かつ、くっつき1シャンテンにすればどちらにくっついても高打点が狙える」牌姿はなかなか珍しいです。ドラ
は抱えることで他家に鳴かれるリスクがあることも考慮すれば
切りがよいのかもしれません。
メンツ候補不足2シャンテン。メンツが完成する2枚のロスよりは、567三色とドラ
を残すリャンメン固定で打
。
ツモ。
は2枚とも切れているので1シャンテンには取らず、タンヤオがつくマンズ4連形とドラ
残しで
トイツ落とし。
ドラを残して打
は有力な変化がドラ
ツモのみ。一方ドラ
を切って
を残すと、ツモ
で高め678三色の1シャンテンになります。三色は高め2つ条件とはいえ手変わり牌の量に差があり、ドラを抱えるリスクも考慮すれば打
でしょうか。
ツモでテンパイを逃しますが
待ちを読まれにくくするための先切り。ツモ
も678三色を残しつつより手広い1シャンテンになったと考えれば悪くありません。高打点でアガるチャンスを高めることができるなら、受けを狭める先切りにも一考の余地があります。
狙い通り高め三色のリーチを打ちますが…
西家が追いかけリーチを打ち、何と一発でツモって裏3の倍満。東家が親かぶりで一気にトップに立ちました。