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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第222回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第222回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第九節三回戦A卓

▼対局者
私:トトリ先生19歳
Bさん:独歩
Cさん:就活生@川村軍団
多井隆晴

牌譜はこちら
 前回まで苦しい展開が続きましたが、2軒リーチを受けての役牌ドラ3ツモアガリ。これで3着目に浮上します。

 更に上家から7700出アガリ。このアガリでラス目の対門の多井プロを大きく離してひとまずは安泰と思われましたが…

 今度は多井プロが満貫ツモ。

 くっつき1シャンテンに受ける打もありますが、雀頭を崩してもマンズソーズで雀頭を作りやすく、テンパイ時にリャンメン以上の待ちが残る形。ピンズ染め傾向の対門への先切りも兼ねての打というところでしょうか。

 待ちでリーチ。をアンカンしたところリンシャンでツモ。しかもが裏ドラになり何と倍満。ラス目から一気にトップに浮上します。

 しかし可能性は低くてもあくまで優勝を目指す多井プロ。アガればトップ終了にもかかわらずを見逃し。直撃かラス目の上家がアガってトータルトップの独歩氏がラスになる可能性に賭けます。

 しかしながらこれが裏目に出て下家に逆転されます。下家としてはここでトップを取った方がまだ優勝の可能性が残るのでやむを得ないところ。なかなか「トップ包囲網」とはいかないものです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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