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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討  第147回

ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討 第147回

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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第八期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第七節二回戦B卓

▼対局者
Ⓟ小林剛
Ⓟ石橋伸洋
就活生@川村軍団
ASAPIN

牌譜はこちら

 チートイツ2シャンテンでもある6ブロックの形で、ドラ引き変化や赤5受けもあるのでペンチャン落とし。待ちになった時に比較的アガリやすいを残してから切ります。これを南家がポンしてタンヤオのくっつき1シャンテン。は比較的メンツにしやすく、メンゼンでタンピン三色ドラドラになる受けもあるとなると序盤につきスルーしそうです。

 チートイツ1シャンテンですが、本線はむしろマンズか字牌でメンツが出来た時のホンイツ移行。ダブ東がメンツになれば鳴いても満貫。そうとなれば赤とはいえ切り。

 しかしを切っている親がダブ東ポンとなれば他家もかなり警戒するところ。ホンイツでないとしてもドラがとなれば満貫以上の可能性が高いとみるところでしょう。ダブ東ポンだけの2900なら、まだは残されるのが自然です。
 そのことも踏まえてか南家はをチーして片アガリ一通テンパイ。この形からのチーは抵抗がある人も多そうですが、別の他家も東家を警戒しているなら、東家の現物かつ使いづらいは出アガリが期待できそうです。

 北家は前巡打とペンチャンを落としていましたが、東家の仕掛けを受けてを止めます。ここで切っていれば東家が仕掛けて満貫の3メンチャンテンパイ。仕掛けと河から、鳴かれやすいうえに鳴かれると高打点テンパイを入れられてしまうと分かりやすい牌は安易に切らずに絞ります。

 手組のうえで1mは不要なのでツモ切りますが、ツモ切ったところでマンズ待ちが想定されやすいとなると、むしろを引っ張った方が待ちを絞りにくい(が有り得る。)かもしれません。
 更に言えば、打の時点で、チートイツ1シャンテンに取らず、マンズホンイツ本線で打として、東をポンした時点でもを手元に残していれば、他家も手牌を絞りづらいので北家からを鳴くことができたかもしれません。打としてもツモはテンパイ取らずの打がよさそうで、ツモはテンパイを逃すとはいえ、メンホンチートイツ1シャンテンに受けつつメンツ手移行を残せます。を引っ張ることによる放銃リスクもあり実戦では選びづらいですが、鳴いて満貫手なら河を強くして鳴きやすくするメリットを重視する方がよかったかもしれません。

 メンゼンを維持しているのが西家だけで、その西家も仕掛けに対して回り気味に打っているとなれば、将来リーチを受けて安牌が無いというリスクを恐れずに仕掛けていくことができます。は一旦止めますが、まだアガリの可能性をみて手を進めます。

 東家の立場としては南家の仕掛けに対して唯一生きている中は切りづらいところ。南家がドラを切ったので放銃しても安手確定ですが、ノーテンから切るほどではないでしょう。中を止めるにしても打とした方がテンパイしやすいですが、北家に放銃するリスクも踏まえてか打

 東家からマンズ手出しとなると、一見片アガリ一通の安手では押しづらい牌を勝負していますが、は1枚切れで、東家はトイツ落としで単騎待ちテンパイは考えにくい。中は生牌ですが、とターツ落としが入った直後なので、安牌や他家に切りづらいパイを抱えてノーテンのケースもそれなりにあります。単騎待ちを除き、浮いた牌が手元に残っているうちはノーテンというのも仕掛けへの押し引きにおいて重要な考え方です。

 北家もテンパイしたところで勝負。東家がチーしてテンパイが入りますがをツモって1000−2000。をすぐ切っていれば東家のアガリになっていそうですし、かといってが切れないから降りと決めていればこのアガリはありませんでした。絞るかどうかだけでなく、絞った後の手順の重要性を知らされる一局です。

この記事のライター

ネマタ
現役の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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