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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討  第12回

ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討 第12回

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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第九期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第一節四回戦C卓

▼対局者
お知らせ
Ⓟ松ヶ瀬隆弥
Ⓟ醍醐大
Ⓢ福地誠

牌譜はこちら

東3局

4巡目 西家お知らせ氏の手牌。チートイツ1シャンテンですがをツモってメンツ手の受けもできました。赤を切っても高打点になりやすいので最もテンパイしやすい打を選択。ただ打でもロスは2枚だけで、そのでもツモり四暗刻1シャンテンになります。重なりの打点的メリットに加え、テンパイ以前にを切ると待ちを絞られやすくなることも踏まえると個人的には打を選びそうでした。

5巡目 福地氏の手牌。を残せばポンで単騎。符ハネで出アガリでも5200に届くことを重視してツモ切りを選択。しかしを残すにしても単純にくっつきの広さで打が良かったように思います。を残していれば次巡醍醐プロから出たをチーしても、はスルーして次々巡のをチーしてテンパイにとった場合もアガれていました。

7巡目 メンゼンでドラにくっつけばタンピン三色で倍満まで、をポンしてからにくっついても鳴き三色かドラ重なりで満貫に届きますが、醍醐プロの選択はポン打。南家の役牌ポン、西家の切りに加え北家の松ヶ瀬プロはペンチャン落としからドラ表示牌の切り。全体的に他家のアガリが近く、将来が危険になりやすいことを察したうえでの判断です。

東3局1本場

9巡目 親の連荘を過大評価することは控えたいですが、巧みに親番を維持して、打点1.5倍の利点を活かして大物手を決めた打ち手が勝つことが多いというのも紛れも無い事実。チートイツ1シャンテンでドラを残しつつ、メンツができればメンツ手もみる方針で進めていましたがツモでチートイツをテンパイします。

ここでドラ切りリーチが慣れていないとなかなか選べない打牌。ドラを切ってもリーチすれば9600以上確定。使われやすいドラ単騎と、ドラのリャンメン落としから変則手を読まれたとしても想定しづらく、5枚見えで比較的使われづらい単騎とではアガリ率は雲泥の差。

数巡後追いかけリーチを打ってきた福地氏から出アガリ裏ドラも乗って18000。チートイツの待ち選択は、『麻雀の2択』第4章で取り上げられていて、マニアックな比較とされがちですが、結果に与える影響の大きさを考慮すればむしろ結構重要な技術と個人的にはみています。

東3局2本場

12巡目 ここまでフリテン残りのを残し、テンパイまで残っても堂々とフリテンリーチ。ここまでダントツなら失点しても着順落ちが稀で、逆にアガっても着順上昇が厳しい他家は押しづらい。4枚見えですが他家に使われてないことが多くツモりやすい。素点を稼ぐことが重要になるルールならではの選択ですが、これも慣れていないと選びづらいのではないでしょうか。

山に残っていてもツモれるかどうかは運次第ですが、あたかも当然のようにツモって裏1。ダメ押しの追加点になりました。

東4局1本場

8巡目 が薄く、にくっつけば345三色まであるので浮かせ打ち。

を雀頭に固定していれば東家の福地氏に放銃していた可能性が高いですが、逆に三色を決めて福地氏を飛ばして+100超えの特大トップ。勝てる時に勝ちきるを実践した醍醐プロの独擅場でした。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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