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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討  第86回

ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討 第86回

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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第九期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第八節二回戦B卓

▼対局者

Ⓟ木原浩一
Ⓟ醍醐大
独歩
おかもと                          

牌譜はこちら

東1局

2枚切れで待ちがやや弱くドラも見えていないので、東家の仕掛けに対応した他家からの出アガリを期待するダマテン。結果的には東家からが出たのでリーチしていてもアガれていましたが東家は役牌ドラ3テンパイ。個人的にはリーチしてそうですが、東家の切りの早さからを持っている可能性が高いということを踏まえるとダマ寄りになりそうではあります。

東2局

受けを狭めますがを読まれにくくする先切り。これだけでは優劣は何とも言い難いところですが…

から切っていてもはドラ引き、三色、タンヤオ変化があるのでを切るところ。テンパイ以外でもを切ることになる牌が多いのですから、受け入れを狭めるデメリットが相対的に小さくなり、先切りが活きやすいと言えます。ツモで567、678三色両天秤。三色にはなりませんでしたがドラ1で2600オールのアガリになりました。

東4局1本場

メンツ候補オーバーにつきドラの重なりを残すに越したことはないと考えるのか。若干リードしていて手役は既に確保されているので将来切りづらくなるドラを先に切ってしまうと考えるのか。個人的にはこの程度の点差なら打としそうでした。

降りるだけなら現物がありますが、がリーチ宣言牌でワンチャンスのが当たるパターンも結構限られます。今回のパターンで振り込んだとしてもドラや高い手役が絡む可能性が低いのもありテンパイ料の可能性を残すに越したことはないというところでしょうか。個人的にはそこまで頭が回らず現物を抜いてそうです。

南4局

オーラス2900出アガリでトップですが、メンツもアタマもないメンツ候補オーバーでアガリにはかなり遠い形。しかしこのような手でも役がついて仕掛けが利くようになれば案外アガリ目が出てきます。役牌、123三色、一通をみてペンチャン落としから入ります。

三色と一通の選択ですが、ペンとペンなら場況から後者が他家に使われにくいと読めるので一通残し。

他家は全員手が早く、テンパイが入ったのは最後になりましたが、間隙を縫うようにして下家から出アガリ。123三色や役牌はすぐ見えますが、一通にまで意識を向けられた人は少なかったのではないでしょうか。見事な逆転トップでした。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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