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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討  第91回

ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討 第91回

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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第九期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第九節三回戦

▼対局者

おかもと
Ⓢ福地誠
就活生@川村軍団
醍醐大

牌譜はこちら

東1局

ホンイツ、トイトイで高打点の可能性がある下家の仕掛けに対して役牌絞り。これでもまだチートイツでアガれる可能性が残ります。

対門が切りでリーチしたのでを合わせましたがもまず通る牌。結果的にが重なりテンパイしますが、は2枚とも山生きの可能性が高いので切りがよかったでしょうか。

2軒リーチに両方無筋なら高打点テンパイからでも降りることを考えますが、は西家には通りやすい牌。局収支的には押せそうですが、総合トップでラスだけは回避したいとなると止めたくもなります。個人的には東1なら大きく判断を変えるほどではないとみて押してそうです。ドラターツのが残る高打点の手であれば、を絞らずに自手都合で切り飛ばされている可能性も高く、仮にそうだとしても西家の現張りでダマにする選択があるので相対的に待ちが薄いという読みも一応あります。

結果的に満貫のアガリ逃しから満貫をツモられてしまいました。トータルトップ時の打ち回しは難しいものですが、不運を回避するために慎重に打っても次局以降避けられない不運で失点を重ねることもあるので、加点できるところで加点しておきたいものです。

南4局0本場

めくり合いに負ける不運が続き気付けばオーラスラス目。親リーチ相手でもできれば押したいところですがは実に7枚見えで残り1枚。東家が連荘すればまだラス確定ではないので、流石には止めるところ。しかし、どちらも通っていて、も残り1枚ですから、最後の1枚を引いた時の打点で一応から切った方がよかったです。

そしてまさかのツモから続けてツモ。もし打としてツモでリーチしていればここで一発ツモ。倍満で2着にまで浮上していました。

南4局3本場

競争相手からのリーチに押すよりありませんが、アガるためには当たり牌を切らないことが必要条件。リーチがなければソーズの二度受けリャンメンを外した方がややアガリやすいですが、リーチ宣言牌がなので悪形に当たりにくいだけが通りやすいので打とします。

役無し単騎テンパイになったところでどの程度手変わりを待つかも難しい問題。本譜では単騎リーチとしましたが先に対門がアガって逆転トップ。トータルトップの福地氏がラスになったので、残り二節で結果がどうなるかはまだまだ分かりません。第十節は5月13日に開催されます。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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