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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討  第93回

ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討 第93回

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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第九期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第十節二回戦

▼対局者
おかもと
Ⓟ木原浩一
Ⓢ福地誠
Ⓟ松ヶ瀬隆弥

牌譜はこちら

南1局

ここまで総合トップで何とか逃げ切りたい福地氏。も全員に安牌というわけではないですが、東家が手出しでリャンメン落としとなるとテンパイに近い手が入ってそう。親には通るは残しておいた方がよいという判断。

一方おかもと氏もここでリャンメン固定の先切り。受け入れロスが2枚のみ。ピンズ待ちが残った時に平和高め三色が出アガリしやすくなる効果もあります。赤2枚あればなおのこと手広く受けるのがセオリーですが、あくまでケースバイケースであることを知らされます。

先切りでテンパイを逃しますが、先にテンパイが入っていれば対門リーチに一発でをつかみ18000放銃。もし互いに先切りをしていなければ、今度はおかもと氏が福地氏に一発でを放銃。結果そのものはあくまで偶然ですが、中盤以降に受けを狭めてまで安牌を残すかどうかの選択は結果に影響しやすいうえに難しいです。

南1局1本場

前局6000オールをツモって余裕のあるトップ目とはいえ、通常なら先制3メンチャンなら更に加点を狙ってリーチするところ。もしリーチして他家が降りていれば高めをツモっていました。

しかし、6000オールをツモったところで総合トップの福地氏とは24ptしか差が縮まりませんが、もし福地氏を3着からラスに落とすことができればそれだけで70pt差を縮めることが出来るので他家からは見逃すつもりのダマ。この局面での直撃は跳満ツモよりずっと価値の高いアガリです。

南2局

ダントツがラス目に危険牌を切ってのみ手カンチャンリーチ。これも通常では考えられませんが、5200を放銃しても福地氏が依然ラスなのに対して、降りて満貫をツモられると福地氏が3位に浮上。よってここでは少しでもアガリを阻止できる可能性を上げるべく追いかけリーチ。振ってもそれはそれで良しのリーチでしたが、直撃裏1で2600のアガリになりました。

南3局

そして福地氏の親は全力で流すため、ノベタンテンパイを崩してまで下家に差し込み。点数状況を踏まえた選択が功を奏し福地氏をラスにしたままトップ終了。この1局で実に174ptもの差が縮まり、もしもう1戦トップラスが起こればついにおかもと氏と福地氏の順位が逆転。いよいよ勝負が分からなくなってまいりました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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