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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討  第94回

ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討 第94回

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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第九期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第十節三回戦

▼対局者
Ⓟ醍醐大
Ⓢ福地誠
就活生@川村軍団
Ⓟ木原浩一

牌譜はこちら

東2局1本場

メンツ手3シャンテン、チートイツ2シャンテンでトイトイもあるので役牌のは残す。メンツ手としてはをアンコで持っているのでを残す方が手広いですが、トイツ手本線であることを踏まえるとツモやマンズホンイツ移行をみて打としそうです。

2枚切れなのでいずれにせよを切りますが、周辺は場に多く見えているので重なりに期待できそうです。

役無しドラ3の手ですが、終盤で待ちはいかにもアガれなさそうな残り2枚のドラ表示牌。どちらかと言えばリーチを打ちそうですが判断に迷うものです。

西家が形テン取りの仕掛けを入れたところでツモ切りリーチ。追いかけリーチに放銃するリスクが少なくなり、西家が形テン仕掛けならリーチで降ろしてテンパイ料を取らせないのがリーチに切り替えた理由と思われますが。東家がこれを受けてポン打も現物ですがツモ切りリーチなら1枚切れも通しやすい。こちらのトイトイ仕掛けがと何かのシャンポンならをポンしていることになるので、他家視点からも単騎は盲点になりやすいです。

周辺牌が多く切られたがここまで見えてないとなると山に残っていることも期待できます。供託込みで6200点と結構大きな収入になりました。

南4局1本場

オーラス北家と僅差のラス争い。親にアガられる分には連荘で再度逆転のチャンスが残るので、よりも先にを切ります。

役無しですがリーチすると一時的に2着に落ちる点数状況。ダマにして役アリ変化はをそのままツモってもよいですが、打のテンパイ外しならの代わりにでも役アリテンパイになります。手変わりを待つならダマよりテンパイ外しと言われることもありますが、それはリーチで加点を狙うメリットが大きい局面の話。アガリ牌をツモれば即勝ちとなるオーラストップ目となれば、多少手変わりが少なくなる程度ならテンパイには取っておいた方がよさそうです。

しかし、この程度の手変わりだと即リーチするよりアガリやすいと言えるか微妙なところ。こちらのリーチに全員が押してくると言われればリーチを打つリスクが大きいようにも聞こえますが。先制テンパイならそれだけアガれる可能性も高まるということでもあります。手変わりを考慮しなければ、リーチ棒出費でトップから3着に落ちるケースですら役無し悪形でもリーチ有利であることを踏まえると、序盤で他家の手が進んでない可能性が高いこの局面ならリーチしてしまった方が良いのかもしれません。結果的には即リーチならすぐ東家からアガれていました。

親の仕掛けに通しにくい浮き牌が2枚あるので降りに回りましたが、ラス目親はのみ手でもアガリにかける局面なのでノーテン率もそこそこあり、テンパイしても安手であることが少なくない。親に放銃しても南家にアガられるよりはずっとよいことを踏まえるとくらいは切りそうです。もしここでを押していれば、北家が手変わりする前にアガることができていました。

も薄いので打点が高くなる単騎テンパイに切り替え。しかしは残り1枚。確かには他家の死角に入る待ちですが、ツモで3着浮上の目を残すに越したことはないとみます。

ツモでに手変わりして南家から出アガリ。就活氏は無事トップを守りきると共に総合4位に浮上。最終節に勝ち残ることができました。1位の福地氏とは190.9pt差。トップラス1回ずつで逆転する点差なので誰が優勝してもおかしくありません。最終節は6月10日。一体どのような戦いが繰り広げられるのでしょうか。それではまた次回。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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