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ネマタの第十期天鳳名人戦牌譜検討  第17回

ネマタの第十期天鳳名人戦牌譜検討 第17回

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ネマタの第十期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第十期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第十期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第二節一回戦1卓

▼対局者
Ⓟ醍醐大
Ⓟ渋川難波
小林剛
Ⓟ堀慎吾

牌譜はこちら

東3局2本場

ダマでも満貫の手ですが、ダマにしたところで東家の仕掛けがある以上ドラが出るとは考えにくい。ダマでも出にくいという理由でリーチを打つかどうかはケースバイケースですが、今回はリーチ有利に傾きそうです。もし東家がリーチに対してテンパイから回るなりすれば、リーチをかけたことで跳満ツモアガリに結びつくかもしれません。

リーチツモで満貫に届くなら悪形でも追いかけが悪くないですがダマを選択。が残り1枚、の切り順からも1枚は持たれてそうでアガリにくいという読みでしょうか。悪形待ちで追いかけリーチを打つかはデリケートな判断が要求されます。

同じ残り3枚でもカンは現物待ちにも関わらず追いかけリーチに切り替え。悪形の現物待ちなら一般的にはダマにするところですが、現物にも関わらずが何巡も合わせ打たれなかったことから山に残っているという判断でしょうか。実際には1枚も残っていなかったのですが、確かに前図のシャンポン待ちよりがアガリやすそうに見えます。

2件リーチ双方に通ってないツモで両スジの切り。しかし次巡安牌が無くで北家に放銃。が待ちに絡むようなら北家はリーチしてこないという読みもあったのかもしれませんが逆手に取られてしまいました。個人的には子のタンヤオドラ3なら降りてそうですが、親のタンヤオドラ3となると打点が全押しを正当化させるとみてだろうが切ってしまいそうです。

が3枚残っているだけで、対門はドラ色のマンズ染めでほぼテンパイ。タンピンドラの手でも何ともリーチに踏み切りづらい手なのでダマを選択。

一旦を止めて雀頭を落とす回し打ち。

しかし再度テンパイしたところで今度は押し。対門がドラを切ったことでのケースが無くなり、で振ってもホンイツの2000点止まり。ノーテン罰符と大差ありません。この押しが功を奏して次巡1300オールのツモアガリ。残りツモ1回ならダマも致し方無しですが、もしテンパイした時点で即リーチを打っていれば、メンタンピンツモ赤に裏まで乗って6000オールも有り得たということ。華麗な回し打ちは見物ですが、愚直にリーチを打つより本当によいと言えるのかは雀士全員の課題と言えましょう。

南1局

0メンツ4トイツならチートイツに決めることも多いですが機敏にポンを選択。残りの字牌が全て役牌なので、トイトイでアガれた時は満貫になっていることが多いのがポイントです。受けもありますが、それよりは重なった時に鳴きやすいを残して打

目論見通りの満貫のアガリになりました。序盤から仕掛けていくと他家も対応を迫られて手が遅くなるので、手牌を狭めて守備力が低下するリスクをカバーできるというのも、高打点を見据えた遠い仕掛けの利点です。

南2局1本場

ドラトイツのタンヤオ手で、鳴くと二度受けを解消しつつリャンメンを残せるとなれば仕掛けるところですが、南場でラス目が1巡目にタンヤオ牌のリャンメンチー。ドラが固まっていないケースを想定する方が難しいでしょう。

そうなると序盤1フーロでも仕掛けを警戒してしかるべきですが、「ドラが固まってはいるがアガリまではまだ遠い」ケースもあり、序盤から降りるというのはなかなか取りづらい選択。振り込みはやむを得ないところかもしれませんが、テンパイしているのであれば待ちの有力候補。トップ目でこの程度の手であればで凌ぎつつ安牌が増えることに期待するのが無難だったようにも見えます。

南4局

ダマでも高めツモか東家直撃ならトップですが、西家の横移動和了でもラスがある以上、ダマにしたところでさほどラス率を下げられないとみて、天鳳名人戦のルールでもトップ率を高めるリーチを選びそうです。

リーチをしていればトップのところを3着で終了。次戦に続きます。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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