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ネマタの第十期天鳳名人戦牌譜検討  第18回

ネマタの第十期天鳳名人戦牌譜検討 第18回

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ネマタの第十期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第十期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第十期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第二節二回戦1卓

▼対局者
Ⓟ醍醐大
Ⓟ渋川難波
小林剛
Ⓟ堀慎吾

牌譜はこちら

東3局1本場

 

鳴いて現物を切ってテンパイに取れますが、次巡以降の無スジを押し難い手。無スジを引いて降りに回るのであれば、鳴かずに安牌を消費しない方が有利ということになります。

ただし降りるような牌を引くまでは、アガリの可能性が残っているテンパイ取りが有利なので鳴かない方がよいとも決められません。を引いてテンパイの可能性も残る現状はスルー、2枚目のはポンという選択もあるかもしれません。

今通ったばかりの現物待ちとはいえ、良形ダマ低打点となるとリーチを打ちたいところ。西家がにラグをかけていればこのにもラグがかかったのかもしれません。それなら山に残っている枚数的には悪形に近く、降り打ちも期待しやすいということでダマでしょうか。

東4局

今度は良形ダマ高打点の現物待ち。しかし最低でもダマ出アガリ6800になるダブアンカンでツモ切りを続けているとなればダマテンを警戒されてしかるべきところで、リーチを打てば18000以上になる公算が高い。先行リーチ者からなら出アガリがきく時点で追いかけリーチに踏み切った方がよかった気がします。結果論ですがここでリーチを打っていれば一発ツモ裏1で8000オールでした。

東4局

ドラを切ってのみ手カンチャンとなればドラへのくっつき狙いでテンパイ外しが無難なところですが、上家がソーズ一色傾向でへのくっつきが弱い。とはいえ上家の一色手がテンパイに近いなら、今度は失点回避を目的としてテンパイを外すところです。

しかしにラグがあった後に上家から手出し。上家はソーズを鳴くために鳴き無しにはしていないでしょうから、上家の手の内にが残っていることが想定されます。テンパイに遠いところからの仕掛けで、ドラにくっついてもアガリづらいとみて即リーチに踏み切る手はなかったか気になります。またしても結果論ですがリーチしていれば一発ツモでした。

ピンズを引き戻して平和テンパイ。これなら待ちとしても強くリーチするところですが、テンパイを遅らせたがために上家のホンイツが間に合い振り込み。即リーチを打つリスクがあれば、手変わりを待つリスクもあることに気付かされます。

南3局

を切っても4翻あるので待ちを読まれにくくする出アガリ期待の赤切りリーチ。よくある手筋の一つですが、が単なる浮き牌だとするとを早々と手出ししてをトイツ落とししているのがやや不自然。切り後にを引いて他の牌を切るケースもありますが、その場合もトイツより他の牌が選ばれそうなもの。天鳳名人戦のフィールドなら待ちも警戒されてしかるべきとみて打ダマとしそうです。

5メンチャンに手変わりしましたが、ラス前ラス目東家の現物待ちのうえ、トップが遠いのでリーチの加点メリットが薄く、失点リスクは大きい局面。この形で役無しの受けがあるにも関わらずダマに受けているのは初めて見ました。個人的には5メンチャンなら流石にリーチ打ちそうです。

ダマでも高めならどこから出ても着順浮上。リーチしても安めだと裏が乗らなければラス。局面的にこちらのリーチに押してくる他家がいるとは考えにくいので、安めをツモの場合はフリテンリーチのつもりでダマを選択。

しかしそもそもダマでも出アガリが期待できないのであれば、安めツモでも逆転の可能性が残るようにリーチに切り替え。西家の鳴きはハイテイを自分に回すことで逆転の可能性を減らすため。鳴かなければ極稀に跳満ツモのトップがありましたが、すら北家へのダマ警戒で打ちませんでした。

個人的にはダマでも他家がを切らないことは想定されるので、もっと早いタイミングでリーチに切り替えてそうでしたが、結果的に鳴きが入ってからリーチしたことで一発ツモ裏1の倍満。ラスから一気に2着に浮上するアガリとなりました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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